取材

世界中の屋台が集結したロンドンの「インターナショナルフードマーケット」で世界各国の料理を味わってきました


ロンドンには骨董品や衣服、お花などを扱ったいろいろなマーケットありますが、カムデンタウンという場所で毎週日曜日に開催される「インターナショナル・フード・マーケット」では世界中の料理を販売している屋台が集まっているとのことなので実際に行ってみました。

カムデンタウンのメインストリートは服屋や雑貨屋さんが多く立ち並び、日曜日ということもあってかかなり混雑しています。


メインストリートをまっすぐ歩いていると「CAMDEN LOCK」という建物があり、インターナショナル・フード・マーケットはこの中で開催されています。


CAMDEN LOCKの2階から下を見ると、1階にはところ狭しとひしめき合う屋台の姿。


建物の裏に回ると見える広場には、たくさんの屋台が集まっており大混雑していますが、どんな食べ物があるのか早速見に行きます。


マーケット内に入るとカラフルなマカロンを売っているお店を発見。


中華料理屋。


メキシコ料理屋もあります。


こちらのお店ではイタリア料理のピアディーナを販売中。


ハム入りのピアディーナと……


チキンとマッシュルームのピアディーナがあり、オススメはハム入りとのことなので早速注文してみます。


まずは鉄板にピザの薄い生地を投入し、その上にたっぷりのチーズ、マッシュルーム、オニオンをのせていきます。


チーズが少し溶けてきたところでルッコラとトマトも追加。


最後に生ハムをのせたら……


半分に折りたたんで、片面を焼きます。


反対側も焼き終わったら完成。


生ハムのピアディーナはかなり大きくて、手の2倍はあります。


開いてみると生ハムにはそこまで火が通っていないようです。


手に持つとわかるずっしりとした重量感。


1口たべてみると、パニーニと似ていますが、生地がよりカリッとしています。薄いピザのサンドウィッチを食べているような感じで、とろーりとしたチーズと生ハムの相性がグッド。なお生ハム入りとチキン入りは2つとも5ポンド(約770円)


何を食べるかウロウロしていると、「これ食ってみなよ!」と屋台の人に呼ばれました。


近寄ると、店員さんが豚肉の塊をハーブと一緒にローストしています。料理名は「ホグ・ロースト」とのこと。


店員さんが少し切り分けたホグ・ローストを無料でくれました。味はかなり薄味で、ハーブの香りは少し感じる程度でした。


マーケットの隣には小さい運河が流れています。


マーケットを散策していると、チーズを山積みにしているお店を発見しました。


スライスされたチーズを近くで見ると圧巻。


このお店ではパンにチーズを挟んで焼くホットサンドを食べられるとのこと。5ポンド(約770円)のミディアムを注文してみます。


ホットサンドの作り方はシンプルで、パンにサラミ、チーズ、オニオン、ピクルスを挟んで……


イカ焼き機のようなものでパンをプレスして焼くだけです。


こちらが完成したチーズ山盛りのホットサンド。


ホットサンドからはみ出るくらい入っているチーズ。


1口食べてみると、口の中は濃厚なチーズでいっぱいになりかなりヘビーですが、さくさくのパンととろけるチーズの相性は抜群です。


次にやってきたのはカンガルーのロゴの看板がかわいいお店。


屋台に書いてあるメニューには、カンガルー・ラクダ・スプリングボック・シマウマと書かれており、どうやらハンバーガーショップのようです。店員さんに勧められた6ポンド(約920円)のカンガルーハンバーガーを食べてみることに。


カンガルー肉のパティは牛肉のように赤くありません。


店員さんによると、カンガルー肉は脂身が少ない分さっぱりしているとのこと。


パティの裏表をじっくり焼き上げます。


焦げ目もついて、いい感じに焼けてきました。


焼き終わったカンガルーのパティにオニオン・トマト・レタスを入れてケチャップをかけて完成。


見た目は一般的なビーフパティを使用したハンバーガーと変わりません。


ガブリッと1口食べると、脂身が少ない分かなりさっぱりしており、カンガルーの肉の臭みなど気になりませんでしたが、脂身がほとんどないため少し物足りない感じ。


続いて、めちゃくちゃ大きい魚介風パエリアを料理しているお店を見つけました。


軽く20人前はありそうです。


早速4.5ポンド(約700円)のスモールサイズを注文。


巨大なパエリア鍋を見た後ではスモールサイズを小さく感じてしまいますが、実際はお茶わん2杯分は軽くありそうな量です。


エビやパプリカが入っていて、見た目もカラフルです。


下の方からフォークですくってみるとムール貝もはいっていました。


パエリアのライスにはエビやムール貝のだし味がじっかりと染みこんでいて、日本のお米よりも少し芯があるくらいの硬さ。


おなかがもう一杯になってきたなというところで、ペルー料理を出しているお店を見つけました。


ご飯とサラダ、それに野菜を煮込んだものが並んでいて……


奥ではポテトとチキンがグリルされています。


チキンはオレンジを搾った汁と何かのソースで煮込みながら焼いている感じ。


メニューを見ても味が想像できないため、店員さんに「これぞペルー料理というのはどれか?」と聞くと、「<Anticuchos de chiken」を勧められたので食べてみることにします。なお値段は6.5ポンド(1000円)


まずはご飯をよそって、その上にサラダと煮込んだ野菜をのせていきます。


さらにポテトもご飯の上に追加します。


最後にチキンを乗せて完成です。料理をしている人にチキンを煮込んでいたソースの種類を聞くと、ペルーソースとだけ教えてくれました。


完成したAnticuchos de chikenはこんな感じ。


チキンは胸肉を使っています。


チキンの胸肉はオレンジのさっぱりした風味と酸味が染みこんでおり、かむ度にオレンジの味が鼻を通り抜けます。ペルーソースは色が少し赤かったので辛いのを覚悟しましたが、ほとんど辛さはなくむしろ甘みを感じました。


ご飯は日本のものより長い種類のお米を使用しています。


ジャガイモもペルーソースで煮込んであり、ホクホクでグッド。


実際に料理を食べたお店以外にもたくさん出展していました。こちらはクッキー屋さん。


クッキーの大きさは人の顔よりも大きく、値段は注文したクッキーの重さによって決まるようです。


トルコ料理を販売しているお店もありました。


なお、運河の周りはマーケットで買った食べ物を楽しむ人でにぎわっていました。

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in 取材,   ,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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