BlackBerryが日本市場へ新端末を展開せず撤退か、サポートは継続
新OS「BlackBerry 10」を搭載した「BlackBerry Z10」が海外で好調な売れ行きを見せていますが、日本では市場から撤退する方針であることを日本経済新聞が報じています。
ブラックベリー、日本撤退 アップルに対抗できず :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51486360X00C13A2TJ1000/
AllThingsDでは日経報道を受けて広報担当者に連絡、「日本市場から撤退する」という確認を取っています。
Confirmed: BlackBerry to Stop Selling Smartphones in Japan - John Paczkowski - Mobile - AllThingsD
http://allthingsd.com/20130207/blackberry-confirms-no-new-handsets-for-japan/
広報担当者の話によると、RIM社ではBlackBerry 10を重要マーケットに向けて世界的に送り出しており、Black Berry Z10については確かな需要を感じているそうですが、日本はBlackBerryにとって主要な市場ではないためBlackBerry 10端末を出す予定はない、とのこと。
日経では「基本ソフト(OS)の日本語対応などの費用が見合わないと判断した」ため、市場撤退の方針を固めたと報じています。
ここ数年、日本市場でのBlackBerryのシェアが厳しい数字だったのは事実。マーケット調査会社コムスコアの調査でも、日本のスマートフォンプラットフォームとしてBlackBerryの名前はここしばらく消えており、2012年6月調査ではわずか0.4%のシェアの「その他」カテゴリ内にひとくくりにされていました。日本のスマートフォンユーザー数はこの調査時点では2400万人だったとのことなので、BlackBerryユーザーは9万6000人にも満たない数だったということになります。
従来からのユーザーに対するサポートは続けられるとのことですが、Z10がよさげな端末だけに、この決定はかなり残念です。
BlackBerry Z10 - Smartphones - Cell Phones - Mobile Phones at BlackBerry - US
http://us.blackberry.com/
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