アメリカ人が太る理由が分かった気がした巨大化した食料品たち
アメリカといえば「デカい」、人だけでなく車も家も街も、そして食料品もです。究極の資本主義競争は値段を極限まで下げても、量を増やして利益を確保する方法にたどり着きました。こうして出来上がったライフスタイルは肥満となってアメリカ国民を悩ませています。貧しければ貧しいほど、質より量が優先されて太ってしまう負の連鎖。「自己管理が大切だ」と聞きますが、巨大化した食料品による凄まじい攻撃の前に同じことが言えますか?
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。アメリカ大陸の旅をカナダから初めて3ヶ月半経ちました。こっちのビッグな感覚に慣れつつあるのですが、これから紹介する食料品たちは日本の感覚からすると変ですよね?
最初に書いておきたいのはアメリカ独特の単位で
・1オンス(oz)=28.34g
・1ポンド(lb)=453.59g
・1液量オンス(fl oz)=29.57ml
・1クォート(qt)=946.35ml、1ガロンの4分の1
・1ガロン(gallon)=3785ml
が基準になっています。いくつかの写真は分かりやすいように名刺でサイズを比較しています。
では、まずは朝食から。
食パンが1lb8oz(681g)、アメリカに限らずオーストラリアや南アフリカでも細長いこの形が標準。逆に日本式の食パンは見たことがありません。
スライスチーズ16枚 10 2/3oz(302g)、日本でよく見る雪印スライスチーズは8枚で144g。
マーガリン 2.8lb(1280g)、カナダの画像ですが、アメリカブランドですので紹介。どれだけ塗れば気がすむのやら。
シリアル(1350g、1240g)、こちらもグラム表記なのでカナダ。日本にもあるケロッグのコーンフレーク。
スライスハム 9oz(255.2g)、これより小さいサイズもあったけれど、お得だったのはこちら。特売で約2ドル(約180円)。
ヨーグルト 2lb (907g)、ヨーグルトはメキシコでも1kg容器で販売されているので、北アメリカではこちらが標準?
牛乳 1gallon (3785ml)、日本の1000ml牛乳パックの約4倍。
コーヒー 48oz、(1380g)、食料品には見えないこの容器の中身はドリップ式のコーヒーでした。
カップコーヒー 24oz(680ml)、コンビニエンスストアの「サークルK」でテイクアウトできる一番大きなサイズのコーヒー。
続いて野菜。
トマト 0.57lb(258g)、このサイズは日本にもありそう。
たまねぎ 096lb(435g)、これは大きくないですか?
西洋かぼちゃ、アメリカらしい巨大な野菜。ハロウィーンの時期なので、店頭に積まれていました。
アメリカといえば肉。
ベーコン、薄切りじゃなくてびっくり、焼いてみると石鹸ができるくらいの脂が……。
ソーセージ 1lb(454g)、必要な分だけ切って使うことができます。
ハムステーキ 1.05lb(476g)、実にアメリカらしい一枚。
牛肉 1.02lb(462g)、この大きさで4.07ドル、1ドルが85円だったので、日本円では約345円。満たされました。
ジャンクフード。
ポテトチップス 10oz(285g)、スーパーマーケットにはこのポテトチップスが陳列されているので大迫力です。
キットカット 3oz(85g)、日本と同じサイズもありますが、それでは物足りないアメリカ人のための「KING SIZE」
スニッカーズ 3.29oz(93g)、スニッカーズの「KING SIZE」だと、2本入りとなりました。
アイスクリーム 1.5qt(1420ml)、箱詰めされてしまったアイスクリーム、このサイズはちょっと大きいくらい。もっと大きいバケツに入ったようなアイスクリームも置いてあります。
ソフトクリーム。マクドナルドの「Dollar Menu」の記事でも紹介しましたがこの溢れる巻き方はなんか変。
ハンバーガー。出てきた瞬間からオーラを放っていて違和感がありました。「こりゃ、でかいわ」と手にしてみて納得。
ワッパー。バーガーキングの主力ハンバーガー、日本でも販売されているみたいですが、このサイズなんでしょうか?
飲み物の破壊力も凄まじい。
飲用水 1gallon (3785ml)、1500mlの日本と同じサイズもありますが、約1ドルで手に入るのでガロンで買うほうがお得。
炭酸飲料 44 oz(1247ml)、こちらもサークルKで79セントで販売。小さいサイズでも値段は変わらないので、ついつい大きなカップに手を伸ばしがち。
スウィートティー 23fl oz(680ml)、お茶は健康ですから、このサイズでも大丈夫?
スウィートティー 1.05 qt(1000ml)、対抗して1リットル。
スウィートティー 42fl oz(1240ml)、23fl ozの上位互換、Arizonaブランドのスウィートティーはコカコーラのようにどこにでも必ずありました。
パワーエイド 1 qt(946ml)、コカコーラ社が展開するスポーツ飲料もこのノリです。
モンスターエナジー 24fl oz(710ml)、エナジードリンクの記事でも書きましたが、アメリカのエナジードリンクはモンスターサイズ。
バドワイザー 24fl oz(710ml)、アメリカのビールといったらこれでしょう。日本と同じような通常の缶もありますが、こっちのサイズも目を惹きます。
大きいのは食料品だけじゃありません。
アメリカの主要都市を繋ぐインターステート・ハイウェイ(州間高速道路)
いわゆるアメ車。TPPで騒がれていますが、こんなでかいのが日本で走れるわけが無い。
隣の家ですら遠いアメリカの田舎、車が運転できない子どもたちの通学手段は大型バスです。
アメリカを旅するならキャンピングバス。牽引している乗用車は滞在先での使用。
大型トラックに載せたプレハブ小屋が道路を走っていました。
大きなアメ車で買物に行く先は、これもまた大きなスーパーマーケットである「ウォルマート」
このように大きなショッピングカートをいっぱいにして買物を楽しんでいます。小さいかごが見当たらないことも。
もちろん家も大きいはずですが、それでも足りないのかレンタル倉庫をよくみかけていました。アメリカ人の考えることはよくわかりません。
たくさんの巨大化した食料品を紹介しましたが、これでも「自転車でいける範囲のアメリカ」なんですよね。アメリカのコストコやサムズ・クラブといった倉庫型の超大型店舗には、もっとすごい物がある気がしてならないのですが……
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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