世界中で見てきたコカ・コーラのすべてはメキシコにあった


メキシコで飲み物を持った人がいたら、10人中7人くらいはコカ・コーラを持っています。商店の冷蔵庫も自動販売機も半分はコカ・コーラ。暑い国なので2リットルでは物足りないらしく、3リットルあるマグナムサイズのものが普通に流通しています。走っている途中には瓶詰めしているコカ・コーラ工場も見学できました。サイズ、デザイン、看板、マーケティング……世界中で見てきたコカ・コーラのすべてがメキシコにありました。あまりの強さに、ペプシコーラの存在も霞みがちです。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。グアテマラに入っているのですが、こちらではペプシコーラが目立っています。だからこそ、メキシコの「コカ・コーラ無双」は際立っていました。コカ・コーラを世界で一番飲むのがメキシコ人という話もあります。

◆サイズ
広大なメキシコを、北はサボテンのソノラ州から南はジャングルのキンタナ・ロー州まで走りました。コカ・コーラの容器は缶、瓶、ペットボトルで、場所によって様々なサイズがありました。

メキシコシティでは200mlのペットボトルは一般的でしたが、ユカタン半島に入ると見かけることがありません。一方で、ユカタン半島ではメキシコ全土で見かけた600mlの他に、日本と同じ500mlのペットボトルがあって鳥肌が立ちました。たいていの国では500mlか600mlのどちらかしか流通していませんでした。237ml、355ml、473mlという中途半端なサイズは、アメリカで使われている液量オンスの影響でしょう。それぞれ8オンス、12オンス、16オンスに相当します。

そしてついに3リットルサイズのコカ・コーラが姿を表しました。アメリカにいるころにコカ・コーラのサイズの記事を書いたときには半信半疑だったのですが、すぐ近くのメキシコに実在していたとは……

237ml缶


355ml缶


473ml缶


355mlペットボトル


400mlペットボトル


500mlペットボトル


600mlペットボトル


1Lペットボトル


1.5Lペットボトル、大きいサイズは2L、2.5L、3Lまで続きます。


237ml瓶


355ml瓶


473ml瓶


500ml瓶


1.25L瓶、こちらはリサイクル方式です。2.5Lのサイズもあります。


500ml瓶ですが……


王冠ではなくて、ペットボトルのキャップで開け閉めができます。これはナミビアや南アフリカにもありました。


そしてこちらが衝撃の3Lサイズのペットボトルのコカ・コーラ。ずっしりとした重さを片手に感じます。


200mlに対して21gの砂糖が含まれているので、3Lだと315gの砂糖が入っていることに。


3Lサイズと日本で一般的な500mlのペットボトルを並べて比較してみました。この3Lを見慣れてしまうと、1.5Lでも「小さい」と感じてしまうから怖いですね……。


12月後半にメキシコに入ったので、コカ・コーラのデザインもクリスマス仕様。


靴下。


ベルの合間に瓶のコカ・コーラが浮かび上がります。


バーコードにも瓶コーラが隠れていました。


◆販売
コカ・コーラは商店、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストアなどで手に入ります。その量は半端なくて、商店の冷蔵庫の一列がコカ・コーラでした。これはコンビニでも同様で、一つの棚が全部コカ・コーラだったり。スーパーマーケットに行けば、2Lや3Lのペットボトルが特売品となって島を作っていました。

商店の冷蔵庫ではコカ・コーラが一列を占領。


別の商店の冷蔵庫でもコカ・コーラが一列を占めています。


3列ある冷蔵庫の左1列がコカ・コーラ。


コカコーラ社のディスプレイ見本でも、半分はコカ・コーラを置くようにと推奨されています。


自動販売機も8個中4つがコカ・コーラ、さらに1つはコカ・コーラライト。


こちらの自動販売機も12個中6つがコカ・コーラ、さらに1つはコカ・コーラライト。


メキシコも場所によって物価の上下がありますが、ユカタン半島キンタナ・ロー州のチェツマルで値段を調べたらこうなりました。

・商店の場合
200ml瓶:5ペソ(約38円)
355ml瓶:6ペソ(約46円)
500m瓶l:7ペソ(約54円)
237ml缶:6ペソ(約46円)
355ml缶:7ペソ(約54円)
600mlペットボトル:9ペソ(約69円)
1.0Lペットボトル:14ペソ(約107円)
2.0Lペットボトル:20ペソ(約153円)
2.5Lペットボトル:22ペソ(約168円)

・ミニスーパー
355ml缶:7ペソ(約54円)
600mlペットボトル:8ペソ(約61円)

ちなみに、北部エルモシージョのスーパーマーケットでは3Lのペットボトルが特売で21.5ペソ(約164円)でした。

商店にはこういう張り紙もあるのですが、インフレが進んでたりするので正確ではありません


◆広告
コーラも突き詰めれば、ただの砂糖水です。だからこそ、世界中に「ご当地コーラ」が存在しています。ですが、その多くはコカ・コーラより安い値段設定になっています。その理由はブランド力の違いです。原価が同じであれば高く売れたほうがいい。そのためにコカ・コーラは広告を展開して、世界中でブランド価値の向上に努めています。日本でも空港や駅など多くの人の目に留まる所に広告がありました。メキシコも同様にコカコーラの広告で溢れています。

「私たちのより良い未来のために」と妊婦さんでもコカ・コーラ。


一緒にパソコンを見ながら。


困っていた所を助けてもらった時にはコカ・コーラを差し出します。


コカ・コーラがあると、会話も弾む。


目を開けた先に飛び込んでくるコカ・コーラ。この茶番は一体……。


ちょっとした時代を感じる看板。


コカ・コーラとサンタクロースはクリスマスのヨーロッパでも見かけました。


地方都市テピックの大通りに掲げられた立て看板。


首都メキシコシティにも。夜になるとネオンが光ります。


バス停にも。


バスにもコカ・コーラの広告。


オフィシャルかは分からないけど市場の壁に。


商店の壁にも描かれています。


道脇で巨大な缶コーラのオブジェクトも発見しました。後ろを大型トラックが走っています。


◆食堂
食事に飲み物も欠かせないことから、食堂もマーケティングの対象になっています。コカ・コーラと食事がセットになったポスターは、アフリカでもみかけた光景。食堂のテーブルや椅子もコカ・コーラのロゴを擁した赤一色に染まっていました。

料理と一緒に。


コカ・コーラとパヌーチョスのセット。


食堂のテーブルや椅子が真っ赤に。


こうなると、どうしてもコカ・コーラが欲しくなる。


塩と爪楊枝の容器もコカ・コーラ。


みんなコカ・コーラを飲んでいました。


◆工場
グアダラハラに近いTepatitlanという街の手前で、偶然にコカ・コーラ工場の瓶詰め行程を見学できました。道路腋に面した工場の一部がガラス張りになっていて、受付で確認したところ写真も問題ないということでした。ベルトコンベアで流れていく空の瓶に、次々とコカ・コーラが詰められていきます。

工場外観。


こんな感じでガラス張り。


ベルトコンベアを流れていく空の瓶。


どんどんと流れていって……


次々とコカ・コーラが詰められていきます。


超高速で瓶詰めされていく様子には驚きました。


コカ・コーラ工場で空の瓶がベルトコンベアの上を流れていく - YouTube


超高速で瓶にコーラが詰められていく様子 - YouTube


こうした工場で出来上がったコカ・コーラは、トラックで各地に配送されています。このコカ・コーラのロゴが入った赤いトラックも広告の一つ。


大きなトラック。


普通のトラック。


細い路地でも動き回れるように、小さなトラックまで用意されていました。


◆まとめ
コカ・コーラはメキシコで国民的な人気を誇っています。メキシコ人も「メキシコのコカ・コーラは本物の砂糖を使っていて美味しい」と言ってました。アメリカのコカ・コーラはとうもろこし由来の甘味料になるみたいです。メキシコを歩いてみると否応なしに、コカ・コーラが飛び込んでくるでしょう。

ホステル内の部屋でペンキを塗る作業のメキシコ人の傍らにもコカ・コーラ。


メキシコの日常にはコカ・コーラが溶け込んでいました。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
)

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