4Kムービー撮影対応・GPU2倍・より省電力のスマホ用2.3GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 800」
スマートフォンやタブレットに搭載可能でフルHDの4倍となる4K画質のムービー撮影や再生ができる2.3GHz駆動のクアッドコアCPU「Snapdragon(スナップドラゴン) 800」をクアルコムがCES 2013で発表しました。
Qualcomm Announces Next Generation Snapdragon Premium Mobile Processors | Qualcomm
同社の発表によれば、「Snapdragon 800」は2.3GHで駆動する4つのコアを備え、現行のCPU「S4」に比べてグラフィック処理能力を約2倍にしつつ消費電量の低減にも成功したとのこと。さらに150Mbps(カテゴリー4)でのデータ通信に対応した4G LTEモデムを統合し、ギガビットスループットを5GHz帯で提供する次世代WiFi「IEEE 802.11ac」にも対応。また、フルHDを超える2560×2048ドットの高解像度ディスプレイもサポートするそうです。
Qualcomm's new Snapdragon 800 and Snapdragon 600 chips crank up speed just about everywhere | The Verge
クアルコムは下位モデルとなる「Snapdragon 600」も同時に発表しており、こちらは1.9GHz駆動のモデルとなっています。
なお、「Snapdragon 800」と「Snapdragon 600を搭載した端末は2013年の第2四半期に出荷される予定とのことなので、早ければ今年の夏から秋にかけて登場するスマートフォンに採用されるかもしれません。
ちなみに、同社はシャープに対して約49億円の出資を行っており、3月29日にも第2次分となる出資を行うとのこと。シャープの持つIGZOのテクノロジーが何かしら「Snapdragon」に応用されることがあるのか、今後の展開に注目です。
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