駄目だけどちょっと楽しいインターフェースを紹介する「楽しいBADUIの世界」
世の中にあふれる楽しい駄目インターフェースや悩まされた駄目インターフェース、腹が立つ駄目インターフェースを紹介するのが「楽しいBADUIの世界」。BADUIとはBad User Interfaceの略であり、「ゴミを捨ててしまいたくなるゴミ箱じゃない何か」や「人の手首や腕の関節可動域を無視したドアレバー」など、使いにくく分かりにくい、けれどちょっと面白いインターフェースの数々を見ることができます。
楽しいBADUIの世界
http://badui.org/
カテゴリは「インターフェース」「記号」「デザイン」に別れており、サイト上部にあるリンクからそれぞれのカテゴリーごとに記事を読むことが可能。
例えば、「マナカを入れないで!という悲しいサイン」は、本来ならICカードをタッチするハズなのに、自動改札の切符を入れるところにICカードを入れてしまう人が続出。そのため自動改札機が黄色い線で囲まれ「マナカを入れないで!」と訴える悲しいデザインになってしまったようです。
次は「人の手首や腕の関節可動域を無視した開けるのが難しいドアレバーハンドル」。どういうことかと言うと……
一見普通のドアノブです。
しかし、ドアを少し引いて空締めボルト(ドアをドア枠にひっかけているパーツ)を見える状態にしてみると、レバーを下げてもボルトがでたまま。これでは、ドアを開けることができません。
正しい開け方は通常とは逆で「レバーを上げる」が正解でした。
「普通のスイッチのすぐとなりに非常用ボタン」。暗闇の中で手探りでボタンを押してしまうと大変なことになりそうです。
「かかってきた電話を拒否してしまう」のはiPhoneのインターフェース。固定電話でも携帯電話でも、ダイヤルボタンのうち左上に通話ボタン、右上に通話終了ボタンが並んでいるので、それと同じ感覚で操作をすると電話を取ろうとして「拒否」を押してしまうというわけ。
「無情にも零れ落ちていくコーヒー」。こちらも一見、何の問題もないように見えます。
しかし、コーヒーサーバーの真ん中にカップを置いたはずが、まったく的外れの場所にミルクが注がれていっています。
すごく残念な感じ……。
セットする際は隅っこのほうにカップを置く必要があるのでした。
また個別の記事ページからカテゴリーを選択することも可能です。
なお、楽しいBADUIの世界は東京大学大学院情報学環教授の暦本純一さんによるBADUISMを元に名付けられたサイト。見ていてクスっと笑ってしまう面白さもありますが、実際に「悪いインターフェース、いいインターフェースとは何か?」ということを考えるキッカケにもなります。個人で更新しているサイトですが、生活の中で見つけた面白いBADUIを誰でもタレコミする事が可能です。
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