スリングバッグとバックパックのいいとこ取りができ、デジタル一眼カメラ・ノートPCなどを衝撃から保護してコンパクトに収納可能な「カタ KT PL-3N1-25」レビュー
取材や撮影旅行などで機材を運ぶ際にカメラやPCなどの精密機器をしっかり保護しつつ、重量があってもラクに運べるバッグがないかといろいろと探してみた結果「スリングバックパック 3N1-PRO 25 PL KT PL-3N1-25」が収納力が高そうで、スリングバッグからバックパックに変形するという機能もユニークだったので、実際に購入して使い勝手を調べてみることにしました。
正面。
斜め後ろ。
側面。
布地はリップストップ(破れ止め)が入ったナイロン製。
はっ水加工がされているので雨や飲み物などがかかっても中に水が染みこみにくくなっています。
中身をぐるりと囲むようにウレタンクッションが配置され衝撃から内容物を保護。
背中に当たる部分はこんな感じ。
赤色の部分は速乾性の高い素材でできています。
背中に当たるパッドは割と堅めですがクッション性は高いのでそこそこ快適。
背面にはカートに乗せた際に引き手に引っかけて安定させるためのベルトが付属。
カート(別売り)に載せるとこんな感じになります。
上部にはグリップが付いているので車のトランクから引き出したりする際にスムーズ。短い距離なら手提げカバンのようにして運ぶことも可能です。
グリップをアップで見るとこんな感じ。をリップストップ(破れ止め)付きの布で作られているので簡単に壊れてしまうことはなさそう。
底部はこんな感じ。防水性のある素材で作るか、床から少し浮き上がるようにゴム製の足などがあると屋外で置いて使う際に安心なので、それがないのはちょっと残念。
上段のコンパートメントへはファスナーを開けるとアクセス可能。
ファスナーはごく一般的なサイズ。引っ張るためのひもがついているので手袋などをしたままでもラクに開けられそうです。
パカッ。内側は鮮やかな黄色なので、中に黒が多いカメラのパーツやアクセサリーが落ちていてもスグに見つけ出すことが可能。
上ぶたの内側にはメッシュポケット付き。
背中側にも小物入れが2個あるのでスマートフォンなどを入れておくのに便利。
iPhone 4Sを入れると留め具のベルトの長さが少し足りずしっかりと固定することができませんが、よほど激しく走り回るようなことがなければ実用的には問題の無いレベル。
メインのコンパートメントには中型の一眼レフカメラ「Nikon D5100」が収まります。
フルサイズ機用の望遠レンズも収納可能。
上部のコンパートメントの底にはファスナーが付いていて、これを開けると下部のコンパートメントと繋がるので大きな荷物を入れる際に便利。
実際にどれくらいの大きさの物が入るか、試しに手近にあった「PlayStation 3」を入れてみたところギリギリ収納することが可能でした。バッグの中に入れていく様子は以下のムービーでチェックしてみてください。
PS3を「カタ KT PL-3N1-25」に入れてみた - YouTube
なお、この方法で上下に長いものを入れることができるようにはなりますが、折りたたんだクッションの分だけコンパートメントが狭くなってしまうなどのデメリットがある点には注意が必要です。
上部側面には小型のポケット付き。
カードリーダーなどを入れておくと素早く取り出すことが可能。
反対側にも同じサイズのポケットがあります。
さらに背面に近い場所にもファスナーがあり、コレを開けると……
クッション入りのPC用コンパートメントが開きます。
ノートPCはこんな感じで収納する、というのが良くわかるムービーは以下でチェックしてみてください。
12インチのノートPCを「カタ KT PL-3N1-25」に入れてみた - YouTube
本体背面の左右にもポケットがあります。
ちょっとした小物を入れることが可能。
バッグの下部にあるプラスチック製の留め具を外して……
ファスナーを開けると、大型のカメラが収納できる下段のコンパートメントにアクセスできます。
フタを全開にするとこんな感じ。
ベルクロ付きのクッションが付属するので、手持ちのカメラに合わせて内部の仕切り方を変えることができます。
今回はこんな感じで取り付けてみました。
一眼レフカメラの中では最大級の「Nikon D3S」に24-70mmのレンズを装着した状態でもスッポリ収納できます。
側面のファスナーを開けると……。
横からもカメラを取り出し可能。
スリングバッグとして背負うとこうなります。
バックパックやリュックとは違い肩ひもが1本だけなので素早い上げ下ろしが可能です。
正面からみるとこんな感じ。
肩ひもには厚めのクッションが入っているので重い荷物を背負っても肩にベルトが食い込むことがありません。
スリング(肩ひも)で重量を支えたままクルンとバッグを体の前に持ってくることも可能。
さらに、このままサイドからカメラを取り出すこともできるので移動を繰り返しながら撮影をする際に便利。
グリップを握って引き出すとシャッターに指が掛かった状態になっているのでバッグから取り出した直後にスムーズに撮影に移れます。
重い荷物を長時間運ぶ場合には肩ひもが2本あった方が安定するので、一般的なバックパックのように変形させて使用することも可能。
で、実際にどのように変形させるのか? というのは以下のムービーで見られます。
「カタ KT PL-3N1-25」をバックパックからスリングバッグに変形させてみた - YouTube
バックパック形態で背負ってみるとこんな感じ。
肩ひもは以下の通り。
背負ったところを正面から見るとこうなっています。
肩ひもをクロスさせることでバッグをより体に密着させることも可能。
バックパック状態と同じように見えますが……
前からみると肩ヒモがXの字型になっています。実際に背負ってみるとバッグが体に密着してかなり安定するのですが、首回りがかなり窮屈なので長時間の使用には向きません。
付属のバッグカバーは以下の通り。
実際にかぶせるとこうなります。
リバーシブル仕様で裏面はシルバー。
銀色の面は炎天下に機材を置いておく際に熱から守るために使用します。
バッグカバーの上部には輪っかがあるので……
肩ひもについている留め具とつなぐと強風がふいてもカバーが飛ばされることがありません。
三脚を取り付けるための付属アクセサリー。
バッグの下部にフックを引っかけて取り付けます。
本体背面のベルトに…・・
固定用のベルトを装着。
するとこんな感じで三脚が取り付けられます。
フルサイズセンサーを搭載した大型のプロ用カメラ1台と中型の一眼レフカメラ、ストロボ、交換用レンズ、ノートPCとACアダプター、三脚、カードリーダーやiPhone、予備バッテリーなどをまとめて「カタ KT PL-3N1-25」に収納して行く様子は以下のムービーで見られます。
カメラ×2、三脚、PC、ストロボなどを「カタ KT PL-3N1-25」に収納してみた - YouTube
なお、記事作成時点のAmazonでの販売価格は1万7420円でした。
また、大小の容量が異なるモデルも存在するので用途に合わせて微妙に大きさの違うものをチョイスすることも可能。
というわけで、バックパック形態ではカメラやPC、小物類などをこれでもかと詰め込んでもコンパクトにまとめることができ、しっかりと保護しつつ背中に背負うことでラクラク持ち運ぶこともでき、なおかつスピードが要求される場合にはスリングバッグ形態にしてバッグを下ろすことなくカメラを取り出したりレンズを交換したりすることも可能なのでかなりおすすめです。
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