GoogleがAndroid 4.1「Jelly Bean」を発表、挙動やUIを改善して7月中旬から公開予定

Googleが主催する開発者イベント「Google I/O 2012」のキーノート(基調講演)が日本時間1時30分から行われ、次期Android OSとなるAndroid 4.1「Jelly Bean」についての発表が行われました。

Google I/O 2012
https://developers.google.com/events/io/

Google I/O 2012 Keynote - YouTube


Android端末のアクティベーション数は2011年は1億台でしたが、2012年には4億台に増加。1秒間に12の端末が増えている計算です。

日本や韓国、フランスではこの1年間で320％の伸び、タイなどでは500％の伸びを見せています。

そしてAndroidの次期OSとして、Android 4.1「Jelly Bean」をリリースします。

フレームレートが高くなったというデモンストレーション、左がAndroid 4.0 Ice Cream Sandwich、右がAndroid 4.1 Jelly Bean搭載のもの。

ウィジェットもホーム画面のスペースに合わせて自動的にリサイズされるように。

入力面では、より正確性が高まったほか、ボイスタイピング(音声入力)が可能に。

入力できる言語としてはアラビア語やヒンズー語、タイ語などまでカバーしており、合計18言語に対応。

カメラはより使いやすくなり、撮った写真をすぐに共有したり、ジェスチャで簡単に削除したりできるように。

通知機能もパワーアップし、電話着信があったという通知からすぐに電話をかけ直したり、メールやカレンダーを参照したりできます。

改良された音声検索、「日本の首相は？」という質問にあっという間に「野田佳彦首相です」と回答。

交通情報案内も最適化。

予定管理もシームレスかつ簡単に。次の予定と、野球の試合の開始時刻を教えてくれています。

昼食は出先で食べることになるのでお店を検索、この「Zero Zero」というお店がよさそうだと思ったら……

その場でお店の詳細ページへ。すぐに電話をして予約することも可能。

このあとのジムの予定、さらにはフライトのスケジュールも教えてくれます。

Android 4.1「Jelly Bean」は7月中旬にNexus SやGalaxy Nexusを対象にOTAアップデート予定。ちなみにSDKは本日公開されます。

また、ハードウェア開発者のためのPDK(Platform Development Kit)はすでにダウンロード可能となっています。