スマホをケース無しで水没させても壊れない特殊コーティングの威力を撮影してきました

トイレでかがんだ際に胸ポケットに入れていたスマホが便器に落下して水没、机の上に置いておいたらこぼれた飲み物がiPhoneに「バシャー」とかかった、など水濡れにまつわるトラブルは割と起こりがちながら気をつけていても100パーセント絶対に防げるとは言い切れません。そこで、防水ケースなどを使用してみると、今度は持ちづらくなったりデザインが野暮ったくなってガッカリ、という感じのモヤモヤを経験している人も少なくないハズ。
というわけで、そんな悩みを解決するためにケース類は一切使用せずに生身のスマホそのものに特殊なコーティングを施すことでデザイン性を損なうことなく不意の水没・水濡れによる故障から守ってくれるというサービスのデモがワイヤレスジャパン2012で行われていたので、一部始終をムービーと写真で撮影してきました。
このサービスを提供するのはmodcrewで、同社のサイトによれば「間もなくプレオーダー開始」とのことです。

デモで使用されていたのはコーティング済の「iPhone 4」。この他にも「iPod nano」、「iPad」,
「Galaxy Note」などの防水化が可能とのこと。

ブースには水を張った水槽が用意されています。

実際にiPhoneで音楽を再生したまま水没させて動作を確認している様子は以下のムービーでチェックしてみてください。
iPhoneの基盤を特殊コーティングして水没させたまま作動させる様子 - YouTube

透明のバックパネルごしに見ると内部に浸水していることがわかりますが、基板そのものに防水加工がされているので問題ないそうです。

同社の説明によれば
この防水技術はモバイル端末の電子回路をナノ単位の撥水性を持つフィルムで覆い、防水加工を施します。
ということで、見た目や回路の性能に影響を及ぼすことなく部品そのものを防水にすることが可能とのこと。
にわかには信じがたい話なので、実際に端末を借りて自分の手で水の中へ「チャポン」と入れてみました。

タッチ操作はできませんが、画面は表示可能。

「ブクブク」と気泡が出てきて明らかに端末内部に水が入っていることが確認できます……。

そして、完全に水没。基盤のどこかがショートしてしまいそうな状況ですが……。

水から出せば問題なく動作しています。

防水加工サービスを利用するための方法は店舗への持ち込みか郵送となっており、加工に必要な期間は5日前後。価格は4800円ほどを予定しているそうです。なお、このサービスはあくまでもiPhoneが水没した際の故障を防ぐためのもので、水中で使用可能にするためではない点は注意が必要です。
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