レビュー

完全防水なのに伸縮性があってムレない靴下「シールスキンズ」着用レビュー


雨の日に靴が水浸しになり足がぬれてしまうのはとても気持ちが悪いもの。しかし、防水の登山靴やゴム長靴は重くて歩きづらかったり、職場や学校に履いていくには不向きなデザインだったりして困るという場合も少なくありません。

という訳で、雨が降っても足をぬらさずにすみ、なおかつ場所を選ばず使用できる見た目のものがないかといろいろ探してみたところ防水靴下なるものを発見したので、実際に購入してその性能を試してみることにしました。

今回購入したのはイギリスのシールスキンズ(SealSkinz)社が製造した「シンミッドレングスソックス(5880円)」。


パッケージの裏面の解説によれば、防水透湿性のあるフィルムを折りたたんだ状態で通常の生地に挟み込むことで伸縮性をもたせているようです。なお、生地はメリノウールとナイロンの混紡とのこと。


見た目はこんな感じ。やや太めのシルエットですが、パッと見ただけでは一般的な靴下と見分けがつきません。なお、重量はペアで67グラムです。


シールスキンズ社のロゴはこんな感じ。


防水仕様ですが、一般的なレインコートなどと異なり十分な伸縮性があります。


足を入れる部分もビヨーンと1.5倍くらいまで伸びます。


所々に色が違う糸で織られた箇所がありますが、生地の厚さなどに大きな違いはなさそうなのでデザイン的なアクセントのようです。


裏面はこうなっています。ウールなので保温性に優れ抗菌防臭効果も高いので、登山などの際に使用してもOK。


実際に着用するとこんな感じ。今回使用したのはMサイズ(26.5センチ前後用)ですがS(24センチ前後用)やL(28センチ前後用)、XL(28センチ以上用)もあるので女性や足の大きな人でも安心です。


足首の部分などがやや緩くなっていますが、それほど気にならないレベル。


横から見るとこうなっています。フォーマルな席で靴を脱がなければならないような状況だとやや厳しいかもしれませんが、日常的な使用においてはほぼあらゆる場面に対応できそうな無難なデザインです。


後はこんな感じ。丈がそこそこ長いので寒い時期に重宝しそう。


足裏のセンターに縫い目が入っています。


正面から見ると足首の部分のたるみが目立ちますが、やたらと下にズレてくるかというとそんなことはなくあくまでも普通の靴下とそれほど変わらないレベルです。


防水性能を試すためにバシャバシャと水をかけてみました。


このように靴下の外側の生地は完全に水を吸ってビチャビチャになっています。


足はまったくぬれていません。


次はこんな感じで水を張ったおけとトイレットペーパーを用意します。


トイレットペーパーは少しでも水がつくとスグに溶けてグチャグチャになるため、くつしたの中に入れれば水の浸入がわかるという訳です。


このように詰めていきます。


水の中にバシャバシャとつけてみました。


トイレットペーパーを取り出すと……。


このようにちゃんと紙としての質感を保っており水が浸入していないことがわかります。


近くで見ても全くぬれていません。


実際に靴下を履いた状態で水に入り体重をかけても全く水が入ってきていない様子は以下のムービーで確認できます。

防水なのに伸縮性があってムレない靴下「シールスキンズ」の性能テスト - YouTube


なお、ムレ具合を試すため雨の日に着用して半日外出したところ、足の指の間に汗のぬれを少し感じることはありましたが皮膚がふやけたりすることはなく快適に過ごせました。完全に水没させてしまった場合は表面に残った水が膜を張り透湿性を奪ってしまうためムレやすくなるかもしれませんが、土砂降りの中を歩く訳でなければちゃんと汗の水分が蒸発して外に放出されていることが確認できました。なお、テストを行なったのは気温8度の環境なので、真夏だと結果が違ってくる可能性があります。

雨の日に足がぬれるのは嫌だけどゴム長靴を履くのはちょっと……という人や雨の日でも登山やサイクリングなど楽しみたいという人は購入を検討してみてください。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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