試食

「揚げずにとんカツ調味料」でジューシーなカツをできるだけ簡単に作る方法


以前に「唐揚げがフライパンで焼くだけで完成する「揚げずにからあげ」オニオンコンソメ味を使ってみた」という記事でサクッとフライパンでからあげができる商品をレビューしましたが、同じような手順で簡単、お手軽にとんカツを作れてしまうというヒガシマル醤油の「揚げずにとんカツ調味料」(税込147円)を発見したので、これを使って実際にとんカツを作ってみました。

本格的にとんカツを作ろうとすれば、小麦粉、卵、パン粉が必要ですが、「揚げずにとんカツ調味料」を使えばそれらは一切不要です。


パッケージの裏面には調理方法が載っています。単純に言えば「「肉に調味料をくっつけて焼くだけ」」という非常にシンプルな調理方法です。


栄養成分はこんな感じ。通常の焙焼パン粉と比較して油の吸収を50%控える特製ノンフライパン粉なので「薄衣でサクッとヘルシー」に仕上がるとのこと。また、使う油は大さじ2杯だけなので、かなりカロリーは低くなる、というのもポイントです。


原材料名です。食塩、こしょう、粉末しょう油など、この調味料自体に味の要素が含まれており、厳密には2種類のこしょうと淡口しょうゆがメイン。


箱を開けます。1袋で肉1枚(100g)をまかなう分量です。それが3袋入っており、1箱で3人前分。


袋の裏面にも調理方法が記載されていました。いちいち箱を見ずともこの袋が手元にあれば調理方法を確認することができるという、こういった細かい点でも余計な手間がかからないように配慮されているのはさすが。


袋から調味料を出してみました。


鼻を近づけてみるとこしょうの香りがします。よくよく見ると小さいですが、黒い粗挽きのこしょうの粒が確認できます。


用意したのは豚ロース肉(100g)。脂身と赤身の間の筋を切っておくと、焼いている間に肉が反り返って肉に火が均一に通らないといった悲惨な状況を回避することが可能。


スーパーでもらえる小さいビニール袋に、肉を入れ調味料をまぶし、シャカシャカと振ります。


この際、肉全体にまんべんなく均等に調味料がかかっているか確認しながら振りましょう。調味料のまぶし方に偏りがあると、焼き具合にムラが生じます。


調味料がまんべんなく肉にかかったら、5~10分ほど寝かせます。この間に肉から生じる脂が調味料を吸着するというわけ。そして、寝かせたあとは指で押してさらに調味料をしっかりと肉にくっつけます。


フライパンを熱して油を大さじ2杯ほど投入。


中火で肉を焼いていきます。


30秒ほどしたら、一度裏返します。


2~3分くらい経過したら、また裏返し。これぐらいで返さないと衣がすぐに焦げてしまうので、要注意。


だいぶきつね色になってきました。


この調子で両面を2~3回ずつ焼いていきます。


こんがりとしたきつね色になってきました。


中にまで火が通り出すと、表面にはジワジワッと脂が浮いてきます。加熱された肉やこしょうなどの調味料の香ばしい匂いがたまりません。


できたてアツアツのとんカツが完成です。ここまで所用時間は肉を寝かせている時間を省くと15分程度と、かなりお手軽。


包丁を入れると肉汁がジュワリと染みだしてくるほどにジューシーな仕上がり。これは味も期待できそうです。


皿に盛りつけて完成です。


中にもちゃんと火が通っています。脂で揚げて作るとんカツよりも衣は薄めで、最初のカリッとした食感は弱め。しかし、揚げた衣の油っぽさが無い分ジューシーな肉の脂の味をしっかりと感じることができ、肉そのものの味を堪能できます。普通とんカツといえばとんカツソースなどをかけますが、「揚げずにとんカツ調味料」で調理したとんカツには不要です。なぜなら、「揚げずにとんカツ調味料」自体に塩、こしょう、しょう油といった味付けがなされており、肉の味を犠牲にしない程度の絶妙な味加減になっています。


せっかくなので、チキンカツも作ってみることにしました。むね肉では無く脂の乗った鶏のもも肉を使って調理します。


焼き上がりにムラができないよう、表面を均一の高さに調整。


とんカツと同じ手順で焼いていきます。


表面の脂は豚肉よりも、鶏肉のほうが多め。


こんがりと焼き上げました。


こちらもかなりジューシーな仕上がりになっています。


盛りつけて完成です。


衣が薄く油分も無いので、脂の多いもも肉を使うと調度よいジューシーな感じに仕上がります。肉の脂はとんカツよりも多めなのですが味の方はさっぱりとしていて、これはこれでありです。ということで、「揚げずにとんカツ調味料」はチキンカツに使うのもオススメできます。


確かに油で揚げるとんカツと完全に同じとまではいきませんが、肉のジューシーな味わいを十分に引き出し、しかも「調味料をまぶして焼くだけ」という15分程度の所要時間で調理できてしまう手間がかからない点を考えると、完成度の高さは圧倒的です。調理のコツもいらず、気をつけることは「調味料を全体にまんべんなくかけること」「焦げないように2~3分したら肉を裏返す」の2点のみで、ほとんど料理をしたことがない人でも問題無く作ることが可能。「本格的にとんカツを作るのはちょっと面倒だけど、手軽にあのできたてアツアツでジューシーな肉を味わいたい」という人にはオススメです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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