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Firefox Syncでアドオンも同期可能になった「Firefox 11」正式版リリース


ブックマークやパスワードなどブラウザの設定に加えてアドオンもFirefox Syncで同期可能になった「Firefox 11」の正式版がリリースされました。本来リリースされるタイミングは半日ほど前でしたが、ちょうどMicrosoftによる月例のWindows Updateとスケジュールが重なり、以前アップデートの影響を受けたことがあったため、延期となっていたもの。どうやら特に悪影響はなかったようです。

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すでにFirefoxを利用している人は、メニューの「ヘルプ」から「Firefoxについて」をクリックするとバージョン確認が行われて、自動的にアップデートされます。


Firefox 10.0.2からのアップデートの場合、ダウンロードされるファイルは7.5MB。


これでアップデート完了。


新バージョンでの大幅な変更点としては、まず「Firefox Syncでアドオンも同期可能になる」という点が挙げられます。これまで、Firefox Syncではブックマークやパスワード、個人設定、履歴、開いているタブの一覧を同期させることができましたが、Firefox 11からはアドオンの同期が可能になります。新たなマシンへの環境移行などを行う際、アドオンだけはわざわざ入れ直す必要がありましたが、今後は不要になるというわけ。

また、Google Chromeからのインポートに対応したので、Chromeに登録されているブックマークやCookie、表示履歴をFirefoxに移行させることができます。

メディアファイルのユーザーインターフェイスも改善されています。たとえば、画像ファイルを開いた場合、これまでは白色背景で左上寄りに表示されました。


今後は、黒い背景で中央に表示されるようになります。


HTML5ビデオ(WebM)のときは、デフォルト再生コントロールの右端にフルスクリーンボタンが追加されるように。


Firefoxといえば以前はメモリを食いまくるということで敬遠していた人も多いですが、どんどんと改善が進んでおり、Firefox 11ではメモリ使用量を5%程度削減。JavaScriptを多用しているページになると20%ほども削減しています。

さらに、アプリケーションのディスクキャッシュ量の確認ができ、ボタン1つですぐに削除が可能。


メディアファイル表示の変更点だけはちょっと慣れが必要ですが、他はおおむね改善されており、使い勝手が向上しています。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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