サイトに来た人のブラウザ画面をリアルタイム閲覧できる「SiteSupport」
訪れたユーザーがページのどこをどう見て、どのように移動し、どのあたりで詰まるのか、そういった各種行動を把握するためにユーザーのデスクトップ自体をリアルタイムにリモートデスクトップっぽく見ることを可能にするというのがこの「SiteSupport」です。
SiteSupport - Remote Desktop for Web Apps
http://sitesupport.com/
ブラウザのセッションを共有し、特別なソフトウェアをインストールする必要性は一切無し。JavaScriptのウィジェットをサイトに設置すればユーザーのデスクトップをリモートで見せてもらう仕組みを簡単に導入することが可能であり、APIが提供されているので自分の好きなようにカスタマイズすることも可能、全部のコネクションはSSL経由であるためセキュリティも万全です。
実際にどのような感じで動作するかというのは以下のムービーを見れば実感できます。
screencast sitesupport on Vimeo
コードを含んだリンクが発行されるのでコレを相手に教えるか、サイト上にペタリと貼り付けます
リンクをクリックするとこのような画面に。
ブラウザセッションを共有しても構わないユーザーは情報を入力した後、ボタンをクリック
サイトの所有者側のダッシュボードにはこのようなお知らせがピコンという音と一緒に表示されるので、「ACCEPT」をクリック
するとこのようにしてユーザーの見ているブラウザの画面がそのまま表示されます。左側がユーザー、右側がオーナー。ブラウザの画面の中だけをリモートデスクトップで見ている雰囲気で、ブラウザのサイズが変われば同じようにして閲覧側のサイズもリアルタイムに変更されます。
ユーザーをサポートする必要性のある場面だけでなく、開発したウェブアプリがどのように使ってもらっているかというブラッシュアップにも使用可能で、ユーザーのマウスの位置は非常に見やすく分かりやすくなっているのが特徴。
ユーザー側には特別なソフトウェアが必要ではなく、しかも操作が遅くなったり重くなったりしている様子は皆無。非常に軽快です。
現在は無料のベータ版として提供されており、以下からユーザー登録することが可能です。
Sign Up - SiteSupport
https://dashboard.sitesupport.com/signup/
必要事項を入力し、「Sign Up」をクリック
メールアドレス宛にメールが届くでチェック
メール中のリンクをクリックして認証
登録完了
これがダッシュボードで、下部にあるのがユーザーに送るリンクのアドレス
あるいはこのようにしてウィジェットをサイトに貼り付け、訪問してきたユーザーに協力してもらうというのも可能です
なお、アカウント情報を見ると「Private Beta」となっており、複数プランがそのうち登場するのではないかと思われます。
ユーザー体験を強化するのにかなり役立ちそうです。
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