最も危険な職業トップ10 2011年版
世の中には多種多様な仕事がありますが、一歩間違えば命を失う危険性があるものも決して少なくありません。アメリカでは毎日12名が仕事中に死亡しているそうで、米国労働省労働統計局が調べた予備データによると、2010年には4547名もの命が仕事中に失われました。これは2009年の4551名とほぼ変わらない数字です。なお、2008年は5214名となっています。
Most Dangerous Jobs 2011 | MintLife Blog | Personal Finance News & Advice
10位:ドライバー(販売従事者/トラック運転手)
死亡率は10万分の21.8。総死亡数は683名。平均年収は4万410ドル(約310万円)。トラック運転手は多くの時間を長距離運転に使うので、高速道路で事故に巻き込まれる可能性が高くなっています。
9位:廃物リサイクル業者
死亡率は10万分の29.8。総死亡数は26名。平均年収は3万4310ドル(約264万円)。2006年以降は死亡率を引き下げるための安全対策がなされていますが、いまだに有害な化学薬品や危険な機械類にさらされているとのこと。
8位:屋根職人
死亡率は10万分の32.4。総死亡数は57名。平均年収は3万7880ドル(約291万円)。屋根職人の死亡原因としては、ハシゴや足場などの高いところから誤って落ちてしまうことが多いそうです。
7位:採鉱機械のオペレーター
死亡率は10万分の38.7。総死亡数は23名。平均年収は4万4010ドル(約338万円)。鉱山から石炭や金属、岩などをはぎ取ってベルトコンベアに載せるといった作業を行っていますが、トンネルの中などが現場なので坑内火災やトンネル陥没、有毒ガスなどの危険性をはらんでいます。
6位:炭鉱夫
死亡率は10万分の38.9。総死亡数は43名。平均年収は4万3240ドル(約332万円)。炭鉱夫も採鉱機械のオペレーターと同様の危険にさらされており、坑内火災やトンネル陥没、有毒ガスなどの危険を伴いますが、それらに加えて粉じんによる肺の疾患を発症するリスクがあります。
by rittyrats
5位:農家/牧場経営者
死亡率は10万分の41.4。総死亡数は300名。平均年収は4万2710ドル(約328万円)。一見安全そうな農家や牧場経営者ですが、彼らは重機を使って仕事をしており、人体にとって有害な化学薬品も扱います。場合によっては大きな動物との間で事故が起きる可能性もあるので危険な仕事と言えそうです。
4位:現場監督
死亡率は10万分の64.2。総死亡数は26名。 建設業者を含む平均年収は4万3870ドル(約337万円)。高速道路やトンネルの建設現場、ビルの解体現場などの安全性を検証し、作業の進捗状況を調査して監督する作業は肉体労働を伴います。重い電動工具を使ったり、有害物質に触れる可能性があるので危険性が高いとのこと。
3位:パイロット/フライトエンジニア
死亡率は10万分の70.6。総死亡数は78名。平均年収は11万5300ドル(約886万円)。新しい飛行機や実験段階の飛行機を運転するテストパイロットは特に致命傷を負う危険性があります。他にも、有害な化学薬品にさらされる可能性のある農薬散布のパイロットや救難ヘリコプターのパイロットは危険をはらんだ職業です。
2位:材木切り出し業者
死亡率は10万分の91.9。総死亡数は59名。平均年収は3万4510ドル(約265万円)。木を切り倒して運搬する作業では、枝や重機から致命傷を受ける危険性があり、悪天候にさらされる可能性もあります。
1位:漁業関連の労働者
死亡率は10万分の116。総死亡数は29名。平均年収は2万7880ドル(約214万円)。漁業で使用する網などに巻き込まれてしまうリスクがある上に、状況次第では船から海へ投げ出される可能性もあります。さらに、船上でケガをしても病院へ行くまでに時間がかかってしまうので最も危険な仕事として選ばれました。
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