試食

ミスドが編み出した揚げないスイーツ、「MOSDO」限定商品を全種制覇


モスとミスドがこれまで培ってきたオリジナル商品とは異なるメニューを開発して臨む新業態店舗「MOSDO」のスイーツメニューをすべて食べてきました。

スイーツはミスタードーナツが開発を担当しているのですが、スタンダードな揚げドーナツは封印し、クリームを主役としたものを中心に、さまざまなラインナップを取りそろえられています。

MOSDO!
http://mosdo.jp/


まずは店内飲食限定で、ナイフとフォークで上品に食べる「デザートサンド」から。全4種類で、これは「オレンジとマンゴーのデザート」(税込294円)。


オレンジの果肉がぎゅっとサンドされています。


上にかなりたっぷりと粉砂糖がかかっているため、口に入れるとむせそうになることがあるので注意が必要です。


ラムレーズン入りチーズクリームやホイップクリーム、マンゴーゼリーも入っています。


ショートケーキのようなスポンジ生地なので、確かに名前の通りデザート感の強いものになっていて、確かに既存のドーナツとはがらっと雰囲気が変わっています。オレンジの果肉がわりと大きめでフレッシュです。


「ふんわりクリームのデザート」(税込315円)


いちごの角切りとブルーベリー、そしてオレンジの果肉が飾り付けられています。


上にふんわり泡立てたホイップクリームが乗っていて、さらに生地の中にもホイップクリームとカスタード風クリームがはさみこまれています。


上に乗っているふんわりとしたホイップがクリーム好きにはたまらない見た目を演出していますが、基本的にはホイップの味がメインとなっているため、「いちごとマシュマロのデザート」と比べてもあまり変化を感じませんでした。フルーツがかなり少なめのショートケーキといった味でもあったので、フルーツがもっとほしいと思うか、あるいはクリームが楽しめるので普通のケーキよりグッドと思うかは好み次第かと思われます。


「くるみとブルーベリーのデザート」(税込294円)


キャラメルがけのクルミが散らされ、ブルーベリーの果実が入っています。


ココアパウダーがたっぷりとかかっているため、「オレンジとマンゴーのデザート」と同じくむせないように気をつけた方がいい一品。しかしながら味はかなり上等に仕上がっていて、ラムレーズン入りのチーズクリームがスポンジ生地とマッチしている中に、ゴロッと入っているキャラメルがけのクルミとブルーベリーの食感がいいアクセントになっていて、これから秋にかけて食べたい味になっていました。


「いちごとマシュマロのデザート」(税込294円)


上にはぐるぐるとシュガーシロップでうずまきが描かれています。


マシュマロといちごがあしらわれています。


中に入っているのはホイップクリームのみ、いちごなどはホイップの外周に散らされているようです。マシュマロをトッピングするところに物珍しさを感じましたが、マシュマロのふわふわした食感は、柔らかなスポンジ生地と似ているので意外に目立たず。それよりもイチゴの角切りの自然な甘さをほどよく感じたのが印象的でした。見た目のデコレーションとは裏腹に、正統派デザートという趣の味わいです。


広島のMOSDO第1号店で人気メニューとなっているという「コルネ」3種(各126円)


店員さんが「1番人気です」とほほえみながら報道陣に配っていた「チョコカスター」。


カスタード風味のホイップにデニッシュ生地、チョコレートと鉄板の組み合わせで大きく外してはいないのですが、やや固めでつるっとした舌触りのクリームはいつかどこかで食べたような味。おそらくドーナツ屋さんで食べたのだと思います。


かんきつ系の「オレンジホイップ」


酸味の利いたオレンジの味が強く感じられるもので、これもミスドの新作でいつぞや食べたような感じを受けました。


「アップルシナモン」はりんごの角切りがクリームに混ぜ込まれています。


りんごの味はちゃんと感じるものの、表面にべったりふりかけられたシナモンと釣り合いが取れるほどではなかったため、かなりシナモンの風味が強く感じるものとなっていました。


今回唯一のカップデザートである「モンブラン」(各税込168円)の「ストロベリーホイップ」。ちなみにどれもモンブラン「風」なので栗は使われていません。


表面にはカリカリしたストロベリートッピングがふりかけられています。


添えられているのは「小枝」っぽいチョコレートバー。


アクセントになるストロベリートッピングの歯触りが楽しいデザートです。ホイップはそれほどストロベリー風味は強くないのですがしっかりと甘いため、中に入っているカスタードクリームやスポンジ生地の甘みが合算されるとかなりの甘さになります。


「チョコレートホイップ」


渋皮入りのモンブランクリームにそっくりですが、あくまでチョコレート。


チョコホイップにチョコバーとチョコ尽くしの商品。カスタード風クリームと組み合わさると、全体的にしつこさがあるような気がしたのは、これまでに山ほどデザートを食べてしまったからでしょうか。


「抹茶クリーム」


これは唯一カスタード風クリームではなく、ホイップクリームが合わせられています。抹茶といえばミスドが定期的に繰り出すドーナツの定番フレーバーではありますが、いつものものとはちょっとベクトルが違ったように感じました。ホイップクリームやスポンジ生地の味があるので余計にそう感じたのかもしれませんが、いつもよりちょっとほろにがい抹茶味でした。


クッキータイプの生地にクリームをサンドした「スイーツサンド」(各税込189円)は全部で6種類。これはクッキー生地にキャラメル風味のものを使った3種類。


「アーモンドクラッシュ」


中央にはラムレーズン入りチーズクリームがありその周囲をホイップクリームがぐるりと一周。そしてアーモンドがトッピングされています。



クリームたっぷりなのはうれしいのですが、かぶりつくと両端からクリームがあふれ出し、こぼれ落ちそうになるので服を汚したりしないよう注意したいところ。アーモンドはたくさん入っていますがあまり主張をしないので、ホイップクリームとラムレーズン入りチーズクリームをしっかり楽しめます。コーヒーや紅茶にも合いそうな味でした。


「ウォールナッツ」


これも「アーモンドクラッシュ」と同様、中央にラムレーズン入りチーズクリームがあり、そのまわりにホイップクリームが入っています。ウォールナッツというのは英語でくるみという意味です。


「アーモンドクラッシュ」とは打って変わって、クルミの主張が強いので、クルミが好きな人にはかなりオススメできます。大粒のキャラメルがけのクルミがたくさん入っているので、ほかの物と比べても満足感が段違いで、お得感がありました。


「ストロベリーキャンディ」


これは他の2種類とは違って中央にあるのはカスタード風クリーム、そして周囲にホイップクリーム。


思ったよりもボリュームがあり、人によってはたっぷりのホイップクリームがしつこく感じるかもしれませんが、ホイップ単体ではなくカスタード風クリームと混ざり合うためそこまでクリームばかりというわけではありません。カリカリとしたストロベリートッピングがアクセントになります。


こちらはココア味の生地を使った「スイーツサンド」の残り3種。


「マンゴージュレ」


中央にはカスタード風クリーム、そしてホイップクリームが加えられていて、その上にマンゴーゼリーが乗せられています。


マンゴーゼリーが、本物のマンゴーとはまた違う強烈なさわやかさと甘さを醸し出しています。ここまで食べてきた「スイーツサンド」はクリームの味が前に出ていたものばかりなのですが、これはマンゴーゼリーがクリームに圧勝していてかなり印象が異なりました。ここまでフルーツの味が強いとバランスが心配になりますが、不思議とクッキー生地との相性は悪くありませんでした。


「ブルーベリーミルク」


「スイーツサンド」ほか「MOSDO」スイーツに繰り返し使われている素材ではありますが、ラムレーズン入りチーズクリームはかなり美味。ブルーベリーホイップとココア風味の生地も相性もよいですが、ブルーベリーの風味はほんのわずか感じる程度。プレーンのクリームが挟まっていると言われても気づかないかもしれません。


「いちごミルク」


かなりクリームの色が薄く白に近いですが、いちごの酸味がほんのりと感じられます。ブルーベリーよりは果実の味が出ていますが、やはりクリーム主体の食べ物なので得意な人でないとちょっと後半が辛くなってくる可能性も。


ミスドが唯一ドーナツとして作った「MOSDO」スイーツの「焼きドーナツミニ」(各115円)


「マンゴー」から。かなり柔らかい生地で、あまりミスドのドーナツっぽくはない感じ。「焼きド」として展開されているものとは生地の感じが違うように思いました。サイズが小ぶりなので、ミスドの普通のドーナツの価格と比べるとやや割高感があるかも。マンゴーゼリーの風味が強いので、マンゴー味が好きならアリかもしれません。


「ダブルチョコレート」は見た目よりもずっと甘さ控えめ。生地はかなり柔らかく、空気をたっぷり含んでいます。ストロベリートッピングは固いのでアクセントになっています。小さいですが生地の食感のためか食べ応えはなかなかのもの。その一方でちょっとのどが渇きやすいため飲み物が必要です。


「キャラメルアーモンド」の上に乗っているアーモンドはかなり細かいので歯ごたえはほとんどありませんでした。甘さ控えめなキャラメル風味で、生地はダブルチョコレートと同じ物を使っています。


「ストロベリー」もマンゴーと同じくソースが中央に入っているタイプ。生地に対してストロベリーソースが少ない気がしたので、もう少し増量してあったらバランスが取れたのではと思われます。


ラストは飲み物の部。オリジナル開発の3種類を飲んでみました。これは「フルーツスパークリング」の「カナディアンスパークリング」(Mサイズ税込294円、Lサイズ税込367円)


炭酸水にシロップが入っているのでストローでかき回してから飲みます。炭酸水のガスが抜けてしまわないよう、あまりぐるぐる回さず氷を押すようにして上下にソースをかくはんした方がよさそう。


まぜまぜしてから飲んでみたのですが、ブルーベリーシロップの甘みが相当弱いのか、ほとんど甘みを感じず、炭酸水をそのまま飲んでいる状態に近いように感じました。普通の太さのストローですが、ブルーベリーのかけらは小さいのですっと飲めます。しかし果肉が口に入っても、やはり薄味なのは否めず。夏の暑い時にはおいしいと感じるかもしれません。


フルーツスパークリング」の「トロピカルマンゴー」(Mサイズ294円、Lサイズ367円)


ブルーベリーはあっさり混ざったのですが、こちらはマンゴーのクラッシュゼリーが入っているからか底にものすごく沈みやすく、必死にかき混ぜないと全体に広がってはくれませんでした。


マンゴーのクラッシュゼリーが大粒で、ストローを経由して口に勢いよく入ってきます。これはタピオカ入りの飲料のように太いストローで飲む方が向いていそうです。味もマンゴーの存在感が強いのですが、炭酸水自体の味は薄めで、炭酸も弱めです。


ここ最近はあまり店頭で見かけませんでしたが、日本コカ・コーラの緑茶飲料「まろ茶」もメニューに加わっていました。


「ブレンドコーヒー」はブラジル産とコロンビア産の豆をベースにブレンドしたオリジナル。


モスとミスドの共同開発商品なので特にどちらの味に寄っていることもないとのことですが、酸味が弱めで香ばしさが少なく、結果的に苦みがほんの少し目立っていたので、個人的にはミスド寄りのコーヒーのような気がしました。クセはかなり抑えられているので、デザートに合いそうな飲みやすさがありました。


続いて、モスが開発したハンバーガーではない食事メニューを食らい尽くします。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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