昔よりも絶対に今の方がおいしくなっていることをミスタードーナツ40周年記念大復刻祭で実感しました


和ドーナツ全6種を買うついでに、これまで復刻された中で今回入手できたスミジン3種・ココナツ・トーステッドココナツ・ジャーマンココナツチョコレート・シナモン・バタークランチ・ハニードゥ・ストロベリーカスターフレンチ・マロンクリームフレンチ・チョコクリームフレンチを一気に買って試食することにしました。先ほどと同じく4人で試食してレビューしているのですが、段々と後半になるにつれてドーナツの食べ過ぎで気が遠くなってきて、まともな判断力が失われ、崩壊していく様が手に取るように分かります。

しかし、断言できるのは「1970年代から2000年までとそれ以降とでは次第に味のレベルが高くなり、完成度が増している」ということ。ほぼ確実に今のミスタードーナツの方がレベルは高いので、ぜひとも今後はただ復刻するだけでなく、「今風の味」に改良した復刻版を出して欲しいものです。

試食レビュー結果は以下から。
そんなわけで、いっぱい買って来ました


では試食開始


スミジン エンゼル|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1980年の発売当時、大人気だった一口サイズドーナツ、それが「スミジン」です。


軽い食感のスナックパフ


さくっと突き刺して食べます


中身はホイップクリーム


・編集部員その1
ホイップクリームと言うよりもサワークリームっぽい。軽くてシュークリームっぽい雰囲気の食感。周囲の砂糖と中のクリームとが組み合わさるのでかなり甘い。
・編集部員その2
おいおい、なんだこの酸味あるホイップクリームは。一瞬チーズクリームかと思ったわ。
・編集部員その3
ほどよいさくさく感と濃厚なホイップクリームに包まれ、ちょっとしつこいけどおいしい。シューアイスが少しぬるくなったような感じ。
・編集部員その4
クリームの味が不思議。甘さはそれほど強くない。食べた後になぜか口の中がぎしぎしする。

スミジン ストロベリー|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


ストロベリーチョコでコーティング


中は甘酸っぱい国産いちごを使用したクリーム


後ろから中身をいれているので、勢いを付けて食べるとここからにょろにょろと漏れ出します、要注意。


・編集部員その1
いちごの味ではなくて、ベリーのような濃い甘い味。ストロベリーだと知っているのにストロベリーだと分からない味。砂糖の塊のような味。
・編集部員その2
……野生の酸味を感じる。
・編集部員その3
ポッキーストロベリーそっくりのストロベリー感。かなり安っぽいお菓子感が出ています。しかも濃厚で、しつこい。
・編集部員その4
ボソボソしてザラザラする。糖衣をそのまま食べてる感じ。

スミジン チョコ|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


チョコでコーティング


中身はビターなチョコクリーム


・編集部員その1
パンに付けるチョコみたいなどろっとしたチョコ。甘みは見た目ほど無く、ビターチョコそのもの。なんというか、甘すぎるストロベリーに、甘みの足りないチョコ、みたいな組み合わせ。思い出すとエンゼルが一番バランスが良かったかも。
・編集部員その2
チョコスプレッドが入ってるような感じ、今のチョコレートとは一線を画する。給食のコッペパンを思い出す。嫌いじゃない、むしろ好き。
・編集部員その3
チョココロネパンに近いチョコ。柔らかいので食べごたえはないが、無難な味。小さい丸いパンにちょっとチョコが入っているお菓子がありますが、あれに近いかも。
・編集部員その4
ソントンのパンにつけるチョコレートの味そのもの。チープなお味。これだけ食べればおいしいと思うはず。

ココナツ|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1971年発売


ホワイトココナツをまぶしてあります


たまごとミルク風味のシンプルなケーキドーナツ


・編集部員その1
触った瞬間に「え?」というぐらいの固さを感じる。食べるともさもさ……というか、スーパーでよく売ってる方のドーナツっぽい味。ミスドで買ってきたといっても信じてもらえないレベル。いやー、ドーナツって進化してるんだな~と実感できる。いっしょにカフェオレとか頼みたい。
・編集部員その2
古いね、懐かしさを覚える。ポン・デ・リングとかない時代のミスドっていうか……もっさりしてるというか。
・編集部員その3
渋めで、地味な甘み。かなりおなかにたまる感があります。小腹のすいた午後のティータイムなら活躍できるかも。
・編集部員その4
素朴すぎるドーナツ。「目を覚ませ!ドーナツとはこういうものだったはずだ!」としかられた気分。

トーステッドココナツ|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1971年発売。なんだか見た目がタワシっぽい。


トーストしたココナツがまぶしてあります


これもたまごとミルク風味のシンプルなケーキドーナツです


・編集部員その1
貧しい時代のドーナツだなぁと思ってしまう。周囲のココナツはこっちの方がおいしい。甘さがこっちの方が強いのか、香ばしいのかなんなのか、味がはっきりしている。
・編集部員その2
ココナツよりちょいうまい。
・編集部員その3
柔らかめのオールドファッションみたいな味。ココナツの食感はあります。スーパーとかで80円くらいで売っているドーナツの感じ。
・編集部員その4
ココナッツ自体はノーマルより食べやすいものの、パサパサ感はさらに増加。そして腹に溜まる。小麦粉感満載。

ジャーマンココナツチョコレート|ドーナツ・パイ・マフィン|ミスタードーナツ


オリジナルは1971年発売のもの。


トーストしたココナツをまぶしてあるところは同じ。


が、当時よりも生地のミルクチョコレート風味をさらにアップさせているとのこと。要するに今風になってます。


・編集部員その1
生地がウマイ。おかしいなと思って調べてみると「当時よりも生地のミルクチョコレート風味をさらにアップさせ」とのこと。今のミスドの技術力に感謝。
・編集部員その2
チョコにハズレなどない。
・編集部員その3
かなりスタンダードなチョコドーナツの風味。ココナツとの相性もそうとういいです。おなかがすいた時にぴったりのおやつです。
・編集部員その4
おいしいがここまでの蓄積がもう食べてはいけないと僕の咀嚼をはばむ。

シナモン|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1971年発売


シナモンシュガーをまぶしたケーキドーナツ


・編集部員その1
絶望する味。よくこんなのを売っていたなという味。
・編集部員その2
お菓子に使うシナモンパウダーそのままの味。というかこいつら生地の味薄いから周りの味しかしない。
・編集部員その3
つよめのシナモンにシンプル極まりないドーナツ。うーん、もっさり。
・編集部員その4
シナモンの衝撃。そして重たい。もう少し細くしてくれ!

バタークランチ|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1971年発売


バター、卵、砂糖などを練りあわせて粒状にし、乾燥させたバタークランチをトッピング


生地はケーキドーナツそのもの


・編集部員その1
ものすごくおいしい、外側だけ。中身をジャーマンココナツチョコレートの生地と交換して欲しい。周囲のガリガリとした食感。ミルク&たまごの濃厚バタースカッチみたいな味が最高。
・編集部員その2
バターだね。サクサクのクランチはアリ。
・編集部員その3
かなり濃厚な甘みと油分で、がっつりドーナツ。なんというか、「味が濃い」。とにかく、濃い。
・編集部員その4
カリカリしたクランチがもさもさ地獄の中で救世主に。

ハニードゥ|ドーナツ・パイ|ミスタードーナツ


1971年発売


グレーズがたっぷり


これも生地はケーキドーナツ


・編集部員その1
なんだか安物のケーキドーナツの味……これをミスドが売っていたのかというレベル。
・編集部員その2
薄味。ほとんど甘味がない。コンビニで4個200円とかで売ってるドーナツと互角か。
・編集部員その3
薄い甘みと、薄い味。これはなんだろう……。安っぽいという言葉がぴったりです。
・編集部員その4
もさもさのラスボス。小麦粉の味しかしないという必殺技を使ってくる。

ストロベリーカスターフレンチ | ドーナツ・パイ・マフィン | ミスタードーナツ


2002年発売。ストロベリーチョコでコーティング。


カスタークリームをサンド。


・編集部員その1
ストロベリーチョコレートがなければもっとおいしいはず。中身のカスタークリームはおいしい。
・編集部員その2
ストロベリー不要。
・編集部員その3
やっぱり安っぽいストロベリー。食感は定番。とくにコメントもないです。お得感はありません。プレミアム感も。
・編集部員その4
ストロベリーがまずいいい!甘いいいい!死ぬおおおお。コーティングしてある部分をひとくちで食べてしまい、精神的な限界を感じる。

マロンクリームフレンチ | ドーナツ・パイ・マフィン | ミスタードーナツ


2005年発売。キャラメルアーモンドチョコでコーティング。


コクのあるマロンクリームをサンド。


・編集部員その1
マロンではなくて、何かよく分からない味。おそらくキャラメルアーモンドチョコとマロンがマッチしすぎて相殺されて消えている。
・編集部員その2
うまいんだかまずいんだか……甘い。
・編集部員その3
マロンといえばマロン。でもどこか違うフレーバー。あいかわらず濃厚でぎどついた甘さが腹にパンチしてくるハードさがあります。
・編集部員その4
マロンではない。これはちまたでモカと言われるものではないだろうか。まずくはない。おいしくもない。

チョコクリームフレンチ | ドーナツ・パイ・マフィン | ミスタードーナツ


1983年発売。ホワイトチョコでコーティング。


チョコクリームをサンド


側面から漏れ出るほどたっぷり


・編集部員その1
ホワイトチョコがあまあまで、さらに真ん中のチョコクリームもべたべたのあまあまで、最後の最後にとんでもない爆弾を食べさせられてしまった気分。悪くはないが、良くもない、おそらくこれだけ単体で食べるならあり。
・編集部員その2
チョコのビターな感じとコーティングのホワイトチョコレートの甘味がマッチしてイイな。チョコ好きにはたまらない商品。好き。
・編集部員その3
キャラメル?みたいな風味もするし、中のトロっとしたチョコはいい感じかもしれない。ホワイトチョコとのバランスはいいのだが、いかんせん重たすぎます。そうとうなカロリーが期待できそうです。
・編集部員その4
最強の甘さが最後に。ホワイトチョコは激烈に甘いが、それを中和する役割のはずだったビターチョコもそれに劣らず甘い。というかさっきスミジンに入ってたやつだこのチョコ。ぼくは甘いものが好きだと思っていましたが、この世界には好きな物を憎むようになるほど恐ろしいことがあると知りました。

というわけで、今のミスドの方が確実においしくなっているにもかかわらず、なぜ新商品を3種類出すと高確率でそのうち1つが当たり、1つは並、残り1つは地雷、というような分布になるのか、今まで定かではなかったのですが、今回のレビューで何となくその理由がわかったような気になれました……。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ミスタードーナツのポン・デ・ライオン(大)を手に入れるためにがんばってみた - GIGAZINE

ミスタードーナツで1000ポイント溜めたので、新たな「吠えるポン・デ・ライオン」と交換してもらった - GIGAZINE

これまでのポン・デ・ライオンとは違う、「吠えるポン・デ・ライオン」が到着 - GIGAZINE

1日で「吠えるポン・デ・ライオンぬいぐるみ(大)」をゲットすべくドーナツを340個買ってみた ~接触編~ - GIGAZINE

1日で「吠えるポン・デ・ライオンぬいぐるみ(大)」をゲットすべくドーナツを340個買ってみた ~発動編~ - GIGAZINE

1日で「吠えるポン・デ・ライオンぬいぐるみ(大)」をゲットすべくドーナツを340個買ってみた ~冷凍編~ - GIGAZINE

in Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.