地デジ移行から1ヶ月、液晶テレビは清々しいほど値下がり
7月24日に一部地域を除き、地上デジタル放送への完全移行が終了してから1ヶ月が経過しました。
駆け込み需要で価格の高騰が著しく、「今は買うな時期が悪い」を地でいくような状態となっていた液晶テレビは清々しいほどに値下がりしています。
◆2011年8月28日現在のテレビのお値段は?
今回は大手価格情報サイト「価格.com」で2011年8月28日時点で売り上げ上位となっている「BRAVIA KDL-32CX400(32インチ、ソニー製)」と「LED REGZA 42Z2(42インチ、東芝製)」、「REGZA 32A1S(32インチ、東芝製)」の過去3ヶ月の価格動向をチェックしてみました。
・「BRAVIA KDL-32CX400」
価格変動履歴はこんな感じ。5月時点では3万円台で購入できるにもかかわらず、USB録画やインターネット接続などに対応した非常にリーズナブルなテレビだった同モデルですが、6月から完全地デジ移行が実施された7月24日ごろにかけて顕著な値上がりを見せた後、一気に5月時点に迫る価格にまで値下がりし始めたため、グラフは山を描くような形となっています。
・「LED REGZA 42Z2」
価格変動履歴はこんな感じ。地デジ以降直前の駆け込み需要では大型テレビよりも安価な32インチモデルなどに需要が集中したこともあって、価格の高騰はほとんどなく、3ヶ月間で4万円ほどの値下がりを見せています。
・「REGZA 32A1S」
価格変動履歴はこんな感じ。「BRAVIA KDL-32CX400」同様、1万円以上の値上がりを記録していましたが、今は値上がり前に近い価格に。
◆今後は秋モデル登場でさらなる値下がりも
大型モデルは値下がりを続け、高騰していた32インチモデルも底値となっていた5月末ごろの価格に近づきつつあるわけですが、ちょうど今はメーカー各社の秋モデルの登場を控えている時期であるため、今後もさらなる値下がりを期待できると考えられます。
しかし今度登場するであろう秋モデルも12月ごろの冬商戦で値下がりする可能性があるため、「現行モデルが在庫処分で底値になった時」「冬商戦で秋モデルが値下がりした時」が買い時……という風に考えると良さそうです。
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