幅25mm単位でオーダーメード可能なスチールラック「ホームエレクター S&C」でデッドスペースを有効活用してみた

妙な隙間があるもののそこにぴったり合うサイズの棚やラックがホームセンターで売っている既存セットやパーツごとのバラ売りではどうしても見つからず、なくなくデッドスペースに合うような合わないような見苦しいものを設置してなんとかお茶を濁し、あとは運用でカバーする……というのがよくありがちな光景だとは思いますが、だからといって日曜大工・DIY精神全開で木材をゼロからギコギコと削り出すというのも労力を考えると二の足を踏んでしまいがち、なんとかならないものか……うぐぅ。
これが問題のデッドスペース。

幅約500mm、ありそうでないサイズ。

キャスター付きごみ箱をラックの下にいれ、上の棚にはポットと炊飯器を置き、できればインスタントコーヒーやティーパックなども置きたいところ。ポットと炊飯器を置くのでさびにくいモノがよく、さらに掃除しやすくするため、ラックにはキャスターも欲しい……というわけであちこち探し回り、ネットでも探し回ったのですが、帯に短したすきに長し、ぴったりのものが見つからない……某リフォーム番組ビフォーアフターの「匠」を呼び出したい絶望的な気分に苛まれていました。

ということでさらにいろいろ探した結果、1994年に誕生し、ボルトやビスが基本的に不要で簡単に誰でも組み立てられる「ホームエレクター」のシリーズでなんと棚の幅(奥行と間口)は25mm単位、柱の高さは1インチ単位で注文できるという完全オーダーメードの「サイズ&カラー・オーダーシステム」というものを発見。よくあるようなクロムメッキの味気ないスチールラックではなく、設置場所に合わせて全8色から好きなカラーを選択でき、しかも日本国内で生産しているので割と高品質であり、キッチンのような湿気が多い場所でも問題なく使用可能、ポットや炊飯器を置くのにまさにぴったりなキッチンラックが作れるかもしれない!ということで、実際に注文してみました。
Home ERECTA <SIZE & COLOR>
http://www.erecta.co.jp/home/sizeandcolor/index.html

カラーはアイボリー・ブラウン・ミストホワイト・ダークレッド・ネイビー・ライトグレイ・マットブラック・クロームの8種類。クローム以外の7色は半艶仕上げのポリエステル樹脂系粉体塗装仕上げとなっています。

高さは25.4mm(1インチ)刻みで注文可能

棚板の幅と奥行きは25mm刻みで注文可能、これがすごい。

ホームセンターなどに置いてあるホームエレクターと違って国内自社工場でのハンドメイドによる完全受注生産のオーダーメードであるため、納期は平均して注文後約3週間かかるものの、下記のホームエレクター公式オンラインショップからネットで注文できるので非常にお手軽です。
ERECTA Official Online Shop/ホームエレクター サイズ&カラーオーダー
http://shop.erecta.jp/products/subcategory_list.php?category_id=8

今回は白色を基調とした壁とフローリングにマッチするようにカラーは「ライトグレイ」を選択、ストッパー付キャスターの幅も考慮に入れ、間口約500mmの隙間に収まるように、間口475mmで棚板部分を注文してみました。7月3日(日)に注文したところ、7月15日(金)には発送され、7月16日(土)に到着。注文から2週間以内に手元に届きました。

手前部分の柱となる「オーダーポスト ライトグレイ 高さ910mm 1組(2本)」、5460円。

ドキドキしながら開封。おお、確かに普通のホームエレクターとは色が違っており、落ち着いたライトグレイ。

半艶仕上げの粉体塗装の質感がかなりグッド。

奥側の柱となる「オーダーポスト ライトグレイ 高さ1519mm 1組(2本)」、6300円。

これだけのちょうどいい感じの長さのものが注文できるのもいい感じ。

実に長い

次はインスタントコーヒーやティーパックを置く棚板になる「オーダーシェルフ ライトグレイ 奥行300mm×間口475mm」、5880円。

これは柱4本ではなく2本で支えることになるので奥行きが短いものを注文したという次第。

次はキャスター付きごみ箱の収まる「オーダー三方クロスバー ライトグレイ 奥行475mm×間口475mm」、6300円。それとポット&炊飯器を置く「オーダーシェルフ ライトグレイ 奥行475mm×間口475mm」、7245円。

これがまさに今回のオーダーメードの要。

最後は「WEB限定エラストマーキャスター ホワイト ストッパー付 1組」×2個、3360円。

箱の中にさらに小さな箱

なぜこのキャスターにしたのかというと、オフィスで使用しているこれより一段階グレードの低いよくありがちなキャスターだと使用している間に黒いゴミのようなモノがボロボロとこぼれ落ちるようになったため。このエラストマーキャスターなら軽く動かすこともでき、さらにそういう残念すぎる劣化も回避できるはず。

全部合わせて税込3万7905円、送料は無料でした。

板を固定するテーパードスリープは透明なので、カラーがよく見えるようになっています。

そんなわけで組み立て開始。まずは三方クロスバーを置いて幅を確認

おお、ぴったり!

あれだけ探し回って見つからなかったモノがついにこの手に。

地味に感動中。この気分はデッドスペースにぴったり収まるサイズのモノが見つからなかったのにそれが見つかったときの喜びそのもの。

こうやってテーパードスリープを柱に付け、三方クロスバーを入れていくことに。

よいしょよいしょ

なんだか柱4本を付けた段階でキャノン砲みたいに……

立たせてみました

ごみ箱を入れてみたところ。イメージ通りです。

さらに棚板を設置し、ポット&炊飯器ものせてみました。おお、これでいちいちしゃがまなくても済むように!

一番上に奥行き半分程度の棚を設置し、インスタントコーヒーやティーパックを置いてみました。便利っぽい。

横から見るとこうなっており、一番上の棚は柱2本で支えているわけですが強度が高いので問題なし。

こころなしか、輝いて見えます

最後にキャスターを取り付けて完成

キャスターを付けた状態でもちゃんと問題なく収まります。移動も問題なし。

ついに念願のキッチンラックを手に入れることに成功!なんということでしょう!この段階で脳内では「匠」のBGMが流れています。

これでデッドスペース手前の部分は有効活用できるようになったので、さらに奥の部分にもオーダーメードでラックを設置し、より完璧な快適スペースにする予定です。なんだかたのしげ。
なお、今回は完全に隙間家具を作る勢いでオーダーメードしましたが、下記紹介ムービーを見るとさらにいろいろな活用方法がわかります。
ホームエレクター サイズ&カラーオーダー - YouTube
ぶっちゃけ、ここまでイメージしたとおりのモノが完成するとは思っていなかったので、完成後に一人で小躍りしてしまうレベル。思い通りの組み合わせやサイズのラックが作れなくてイライラしている人にはかなりオススメです。
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