取材

親鸞聖人に続き浄土宗の祖と言われる法然上人がフィギュア化


ワンダーフェスティバル2011[冬]では、親鸞聖人がフィギュアとなって登場しましたが、なんと今回のワンダーフェスティバル2011[夏]では、浄土宗の祖と言われる法然上人がフィギュアとなって展示されていました。

今回の法然上人フィギュアは、法然上人没後800年の「大遠忌」を記念して、海洋堂によって制作されました。


会場に展示された法然上人。


法然上人は1133年~1212年の平安時代から鎌倉時代へ移り変わる激動の時代を生きた高僧で、はじめ比叡山で天台宗に学び、のちに「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば死後は平等に往生できるという「専修念仏」の教えを説いて浄土宗の祖と呼ばれるようになりました。


「悪人正機」を唱えた思想家らしくどこかストイックさを感じさせる親鸞聖人の顔立ちに対し、法然上人の顔は丸く、柔和で温かみを感じさせます。「南無阿弥陀仏」と唱えれば皆等しく救われるという、ひたすら平易で寛容な教えを説いた上人の人柄が偲ばれます。


法然上人は75歳のころ、「承元の法難」と呼ばれる念仏の大弾圧を受け、4人の門弟が死罪となり、上人自身も親鸞らの中心的な門人たちとともに流罪となります。法然上人は現在の香川県にあたる讃岐国に、弟子であった親鸞は新潟県にあたる越後国国府に、それぞれ配流されました。のちに2人とも赦免されますが、師弟はついに再会を果たすことができず、上人は建暦2年(1212年)に亡くなりました。


「法然上人800年大遠忌記念フィギュア 法然像」は、3150円(税込)です。


これでワンダーフェスティバル2011[夏]の記事は打ち止めです。次回のワンダーフェスティバル2012[冬]は2012年2月12日、幕張メッセで開催されます。次回はワンダーショウケースが復活するほか、当日版権システムにも変化があると言われており、ちょっとどうなるのか注視していく必要があります。

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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