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アンチウイルスソフト総合防御力ランキング2011年5月版、ユーザーカスタム時の検出結果も反映

by henribergius

ウイルス対策ソフトの性能を検証する大手第三者機関「AV Comparatives.org」が、全世界で用いられているアンチウイルスソフト17種類の「総合防御力テスト」を行い、その結果を公表しています。

アンチウイルスソフトの性能検証として、同機関では既存のウイルスに対する「既知ウイルステスト」や、未知の脅威に対する「未知ウイルステスト」といったものを行ってきましたが、今回行われた「総合防御力テスト」はソフトの総合的な性能を見るために全機能について一度にテスト。


しかも通常であれば製品出荷時の状態で試験を行うのですが、その結果にプラスしてユーザーが独自にカスタマイズしたソフトの検出率についても同時に結果に盛り込んでいるため、実際に使った時の検出率により近い値が算出できるとのことなので、アンチウイルスソフトを選ぶ際の新たな指標になりそうです。2011年5月に行われた「アンチウイルスソフト総合防御力テスト」の結果は以下から。ウイルス対策ソフトの性能を検証する第三者機関「AV Comparatives.org」は、これまでに定義ファイルの性能をみるための「既知ウイルステスト」と、定義ファイルがなくてもウイルスに特徴的な挙動の有無を調べるヒューリスティック検知などにより、どこまで未知のウイルスを検知できるか調べた「未知ウイルステスト」という二つの性能テストを、年2回ずつ定期的に行ってきましたが、加えて新たに、実際に使った際の検出率を見る客観的指標として、これらを統合した「総合防御力テスト」の結果を月ベースで公表し始めました。

「総合防御力テスト」は製品の機能の一部ではなく全機能を用いたものであると同時に、基本的には製品出荷時の状態のままでテストを行いつつも、最大のパフォーマンスを発揮するようにユーザーがカスタマイズした結果についても同時にテスト結果に盛り込んでいる点が特徴です。

総合防御力テストランキング
1位: G Data 99.8% [ 0.0%]
2位: F-Secure 99.7% [-0.1%]
3位: BitDefender 99.5% [-0.3%]
4位: Symantec 99.5%(+0.3%) [-0.3%]
5位: TrendMicro 99.2% [-0.6%]
6位: Panda 99.0% [-0.8%]
7位: ESET 98.9% [-0.9%]
8位: QIHOO 97.7%(+0.5%) [-2.1%]
9位: Kaspersky 96.9%(+0.5%) [-2.9%]
10位: avast 96.9%(+1.6%) [-2.9%]
11位: Avira 96.9% [-2.9%]
12位: AVG 95.3%(+0.5%) [-4.5%]
13位: Sophos 94.7% [-5.1%]
14位: Webroot 94.1% [-5.7%]
15位: McAfee 93.9% [-5.9%]
16位: PC Tools 92.9%(+5.5%) [-6.9%]
17位: K7 90.5%(+0.2%) [-9.3%]
*()内の数値は、ユーザーが手動で設定を変更した場合に得られる数値
*[]内の数値は、初期設定での1位との差

上記ランキングを棒グラフで示した図表を見るとより直感的に理解することができます。黄色い部分がユーザーがカスタマイズした際に検出率がアップする割合なので、ソフトによってカスタマイズするとぐっと検出率が上がるものがあるようです。一度自分が現在使っているアンチウイルスソフトの評価について確認してみてください。

Whole Product Dynamic "Real World" Test - Graph Bar


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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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