最初から塩味のする新野菜、アイスプラント「潮菜(シオーナ)」を食べてみました

表面がキラキラと水晶のように光っているのがこのアイスプラントと呼ばれる新しい種類の野菜。南アフリカ原産の植物であり、もともとは砂漠や荒野などの厳しい環境で生育するため、表皮に塩を隔離するための細胞が存在し、吸い上げた水分の中から塩分を隔離、それが宝石のように光り輝き、しかも塩味が最初からするというかなり変わった野菜となっています。
本家佐賀大学発のベンチャーが養液栽培している「バラフ」をはじめとして、「プッチーナ」「ソルトリーフ」「クリスタルリーフ」「雫菜」というようにさまざまな名称で販売されています。
今回は近くのスーパーでJA遠州中央が栽培して出荷している「シオーナ」が70グラム100円で売っていたので買ってきて食べてみました。試食レビューは以下から。
これが「シオーナ」

全体像

何かすさまじい勢いでくっついている表面のこの結晶のような粒が塩分

まるで水滴のようにびっしり



茎の部分も密集しています





触ってみても簡単につぶれることはなく、むしろ丈夫。というか、全然つぶれません。






生でそのまま食べるとおいしいそうなので、まずは水洗い

水洗い直後

水分ともともとの結晶のような部分とが相まって非常に美しい見た目に。

ざくざくと切ります

できあがり、簡単

マヨネーズを付けていただくことに。これが実においしい。シオーナ自体の塩味とマヨネーズの持つ酸味とが見事にマッチしており、シンプルながらも味わい深さを感じさせてくれるという絶妙なマッチ具合。そのまま食べても塩味がしている訳なのですが、多少上に乗っている酸味の部分がマヨネーズによって補完され、それだけで料理と化してしまう感じです。

シオーナ自体でもやはり結晶のように見える部位が多いと塩味が濃く、薄い部分は塩味が薄いです。ほかにも味噌だれを付けた場合はイマイチ、しょうゆだと塩味同士で打ち消しあう感じ、ポン酢とは非常によくマッチしました。トマトポン酢もいい感じ。どうやら少し酸味のあるものとくっつけると味が引き立つようです。
次は軽くゆでてみることに。

今回はさっぱりさせるため、30秒ぐらいで引き上げました。

ゆでてもこのような感じで、しんなりとしつつも、おもしろい見た目に。

意外にしっかりしています。

表面はこんな感じ。

で、おひたし風にして食べてみたところ、野菜特有の青臭さが消え、塩味がより引き立ち、「これはうまい!」と言わしめるほどの味に。しんなりしつつもシャキシャキした感じが残っており、かなり食感がいいのも特筆もの。

そんなわけで、かなりおすすめです。
・関連記事
トマトが苦手な人向けの味、「黒トマト」を買ってみました - GIGAZINE
フラクタル図形をした野菜「ロマネスコ」の写真 - GIGAZINE
「冷蔵庫に入れておいた方が長持ちする」&「冷蔵庫に入れない方が長持ちする」野菜と果物リスト - GIGAZINE
八百屋でお馴染みのものからそんじょそこいらでは見られないものまで、卸売市場ならではの多種多様な野菜いろいろ - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 試食, Posted by darkhorse
You can read the machine translated English article I tried eating a new vegetable which I s….







