メモ

薄型テレビの販売台数が前年比約500%にまで急増、エコポイント半減による駆け込み需要を受けて


2010年12月からエコポイントが半減することを受けて、薄型テレビなどの駆け込み需要が発生した結果、なんと販売台数が前年比約500%にまで伸びたことが明らかになりました。

家電メーカーや家電量販店などにとってはまさに夢のような出来事ですが、その反面、消費者にとっては「今月中に決めないといけない」というプレッシャーがある上に、安価で販売している店の在庫が無くなったことを受けて、本体価格も値上がりしているため、悲喜こもごもというのが現実であるようです。

詳細は以下から。
(PDFファイル)2010年11月薄型TV市場販売動向 | ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社

市場調査会社のGfKマーケティングサービス ジャパンが家電量販店を対象に行った市場調査によると、2010年12月にエコポイントが半減されることが決まった10月8日から、薄型テレビ市場は過去に例のない急拡大を見せているそうです。販売数量は週を追うごとに増加しており、11月以降の1週間あたりの販売数量は100万台を超えて推移しているとのこと。


なお、家電量販店における販売数量前年比は、11月第1週(1~7日)は396%増、11月第2週(8~14日)は497%増、11月第3週(15~21日)は467%増となっており、販売のピークを迎えるのは最終週の11月第4週(22~28日)とみられており、2010年11月の月間販売数量が過去最高となることは確実となっています。

販売数量の推移はこんな感じ。2009年11月の時点でもエコポイントの影響で販売台数が伸びていたはずですが、それをさらに500%近く上回るというのはすごい。


ちなみに薄型テレビだけでなく、同じくエコポイント対象製品となるエアコンや冷蔵庫、そして薄型テレビに関連したAV機器などにおいても販売数は増加しており、11月第3週までの販売数量は前年比でエアコンが約2.9倍、冷蔵庫が約2倍のほか、BDレコーダーは約3.2倍、ラックシアターは約3.6倍となっています。

また、テレビの市場規模は例年1000万台前後で推移してきたが、2009年はエコポイント制度の影響を受けて1390万台に増加し、2010年は10月以降の駆け込み需要などを受けて2500万台に達する見通しだとされています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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