「Tegra 2プロセッサ」を搭載した超高性能なスマートフォンが各社から登場する見通し
モバイル機器で高解像度のWEBブラウジングや1080pのフルHD動画再生、Adobeが「Flash Player10.1」に採用したグラフィックアクセラレータに対応することで、Flashコンテンツを快適に楽しむことができる上に、さらに消費電力も低い……という、モバイルユーザーにとって夢のようなNVIDIAの「Tegra 2」プロセッサが今年1月に発表されましたが、同プロセッサを搭載したスマートフォンが各社から登場する見通しであることが明らかになりました。
高い処理性能を実現することで、ゲームや映像などのコンテンツをガンガン楽しめるようになるようです。
詳細は以下から。
Nvidia Tegra 2 adopted by Asustek for Eee Pad and smartphones
この記事によると、「Eee PC」などで知られるASUSがNVIDIAに対して少なくとも20~30万個のTegra 2プロセッサを発注したことが業界関係者によって明かされたそうです。
ASUSはTegra 2プロセッサを2011年3月に発売を予定しているタブレット端末「Eee Pad」に採用する予定ですが、その後同社製のスマートフォンにも搭載する見通しであるとのこと。
また、NVIDIAはASUSやDELL、Samsung電子、Micro-Star International(MSI)、東芝などからタブレット端末用にTegra 2プロセッサを受注しただけでなく、MotorolaやLG電子を含む数社からスマートフォン用として受注したとされています。
現在発売されているハイエンドモデルのスマートフォンはクアルコムのSnapdragonを採用したモデルが主流となっていますが、Tegra 2プロセッサが本格採用され始めることで、スマートフォンのCPUのシェアが塗り替えられる可能性もあるのでしょうか。
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