驚きのギミックを採用した「ダブルタッチパネルケータイ」登場、世界初の「セパレートケータイ」に続き
現在開催中の「CEATEC JAPAN 2010」の富士通ブースにおいて、「ダブルタッチパネルケータイ」が出展されました。
ただ単にディスプレイが2枚であるだけにとどまらず、画面回転機構や2画面を生かしたアプリケーションを搭載するなど、富士通が昨年発表した世界初の分離合体する「セパレートケータイ」に続いて、非常に興味深いギミックを採用したモデルとなっています。
実際に動作している様子のムービーなど、詳細は以下から。
富士通ブースに出展されていた「ダブルタッチパネルケータイ」
見た目は普通の折りたたみ型携帯電話です。
裏面
左側面
右側面。ここまでは通常の携帯電話と大差ありません。
開いたところ。キーボード部分までもがディスプレイとなっており、ディスプレイが2枚搭載される形となっています。
富士通の携帯電話は「ヨコモーション」と呼ばれる画面回転機構でおなじみですが、この携帯電話も画面回転が可能。
上だけでなく、下のディスプレイも回転できます。一気に縦持ちから横持ちスタイルへと変身です。
裏返すとこんな感じ
画面を回転させる様子のムービー
YouTube - 「ダブルタッチパネルケータイ」の画面回転機構
持ってみると意外とホールド感が良く、違和感は少なめ。
2画面を生かしたアプリケーションも搭載されています。こちらは本体に保存した写真のサムネイルを2画面まるごと使ってチェックできるというもの。
写真をスクロールしているところ。スマートフォンを思い起こさせる快適なレスポンスを実現しています。
YouTube - 2画面で写真をスクロール
「上画面にサムネイル一覧、下画面で写真の表示」といったことも可能。
メールの場合は「上画面に受信メール一覧、下画面で選択したメールの表示」という形に。
受信メール一覧
本文
もちろん横に開いた状態でもメールチェック可能。上下の画面両方で1つのメールを表示することもできます。
ローカルに保存した画像を下画面に表示し、上画面へとドラッグさせることで直感的にアップロードできるなど、タッチインターフェースを大いに活用。
写真をアップロードしている様子。
YouTube - 富士通の「ダブルタッチパネルケータイ」で写真をアップロード
ブラウジングも2画面を利用することで情報量が2倍に。
実際にブラウジングしているところ。マルチタッチを利用したページの拡大・縮小なども可能です。
YouTube - 富士通の「ダブルタッチパネルケータイ」でブラウジングしてみた
なかなかレスポンスも早く、かなり作り込まれた感のある「ダブルタッチパネルケータイ」ですが、残念ながら現時点では発売時期などの詳細は未定。ちなみにOSには従来の携帯電話向けOSが採用されているそうです。
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