日清「ラ王」が復活した今、あえて旧「ラ王」を食べてみた
「日清史上最高傑作」という謳い文句がつけられた復活した日清ラ王を食べてみたわけですが、その味は正直なところ没個性なもの。食べた瞬間に「ラ王だ」とわかるようなものではありませんでした。
しかし、日清が追湯式を行ってまでリニューアルを断行したのには理由があるはず。ということで、実際にリニューアル以前のラ王を食べて、新しいラ王と比べてみることにしました。
レビューは以下から。
これがリニューアル直前のラ王。生タイプであることを前面に押し出しています。
赤いラベルのしょうゆ味。
原材料。新しいラ王は「即席カップめん」、旧ラ王は「生タイプ即席カップめん」。
1食あたり451kcalです。
オレンジ色のラベルはみそ味。
原材料。
1食470kcal。
新ラ王ではしょうゆと合体した、緑ラベルのとんこつ。
原材料。
1食あたり421kcal。
まず、それぞれふたを剥がし、かやくや液体スープを取り出します。
しょうゆはめん&かやくを入れて、お湯を注ぎます。
みそも同様、めんとかやくを入れます。
とんこつだけはめんのみを入れてお湯を注ぎます。ネギのかけらが見えますが、これは危うくかやくを入れそうになった名残。
湯切りブタがなんだか懐かしいですね…。
めんをほぐしたらお湯を捨てます。
最後に液体スープと粉末スープを入れて再びお湯を注ぎ、かき混ぜれば完成。
旧ラ王しょうゆ
旧ラ王みそ
旧ラ王とんこつ
そもそも、インスタントのノンフライ麺と生タイプ麺を比較して、生タイプが負けるわけがありません。ツルツルと口の中に滑り込んでくる、モチッとした感触のめんはやはり完成度が高く、「なぜラ王はこれを捨ててまでリニューアルしたのだろう?」と疑問に思えてきます。しょうゆ味に入っていたチャーシューは、旧ラ王はペラペラの冷凍もの、新ラ王は半レトルトだったので、脂身のとろっとした部分のある新ラ王に軍配が上がりますが、その他の点では旧ラ王は決して悪いラーメンだったとは思えません。
「一度お湯を注いでめんをほぐしてお湯を捨て、再びお湯を注いで完成」というのは確かに手間がかかりますし、使用するお湯の量も普通のインスタントラーメンの2倍近くになりますが、その手間をかけるだけの味にはなっていたはず。今回のリニューアルで、ラ王がただのインスタントラーメンになってしまったのが残念でなりません……。
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