1枚のピザに全26種類のトッピングを施したドミノピザ「Zenbu Nosse」試食レビュー
宅配ピザのチラシを見ると、最初からトッピングとソースがある程度組み合わせられたピザが複数掲載されているので、わざわざ自分でアレコレとトッピングを注文する必要はありません。しかし、「このピザにあとブラックオリーブさえあれば完璧なのに…」や「あれを追加できれば…」という要望に応えるため、追加トッピングが用意されています。それを全部載せようと考える人はあんまりいないはずですが、ドミノピザは何を間違ってしまったのか、全トッピングを載せた「Zenbu Nosse」というピザをメニュー化して、発売を始めてしまいました。
かつてCoCo壱番屋で「カレーのトッピング全部のせ」に挑戦してみた我々としてはコレを食べないわけにはいかないだろうということで、さっそく注文してみました。
詳細は以下から。
宅配ピザのドミノ・ピザ <Zenbu Nosseの詳しい情報>
トッピングは選ばなくても26種類。サイズはMとLがありますが、それぞれ通常のものよりピース数が少なく、Mは6ピースで3800円、Lは8ピースで4900円。もちろんLを注文し、約30分後……
到着しました。なぜか勢い余って2枚注文してしまいました。
箱をオープン。すごく……ごちゃごちゃしてますね…。
ピース数は少ないですがサイズは通常と同じなので、1ピースあたりのサイズがデカイ。
隣り合っている2ピースを食べると全26種類のトッピングを味わえるようになっているそうです。
確かに、隣り合っているピース同士は微妙にトッピングが違うようです。
イカ、ポテト、トマト、バジル、ブラックオリーブなど、普通は一緒に乗ることがない組み合わせを見ることができます。
ぱっと見た感じは野菜が多めですが、すき間から肉が顔をのぞかせています。
ベースはトマトソース。
エビやズッキーニも。
ブロッコリー、またポテト、パイナップル、チキンなどなど。
重さを量ろうとしたのですが、箱が大きすぎてはかりに乗らなかったので、スペーサーを使用して計りました。1727g。
スペーサー自体の重さは304g。つまり、ピザの重さは1423g。一人で1枚食べることはないと思いますが、実に1kg以上。
味は…見た目の印象の通り、ごちゃっとした味です。チームメイト同士で派閥抗争があってもう破綻寸前ながら、リーダーのトマトソースがぎりぎりチームを一つにまとめているような感じ。想像よりも破綻してないとはいえ、肉味と野菜味とフルーツ味が決してわかり合おうとせずに三方向からバラバラに口の中になだれ込んで来て、ピザではあるけれど何の味なのかはよくわからない状態。強さでいえばベーコンなどの肉っぽさとパイナップルの甘味が結構強力で、マヨネーズはかき消されています。「トッピングってどれがおいしいのか分からないから、一度全部味見してみたい」という考えで注文した人はよく意識を集中して食べて下さい、そうしないとカオスの中に目標のトッピングが溶け込んでわからなくなってしまいます。せっかく色々乗せて、値段も上がっているのですが、おいしさは掛け算になっていないのが非常に残念。仲のいい友達同士で集まったときに「こういうのもあるんだ」とネタにするならアリですが、なかなか食べどころは難しいかも。また、魚介類から肉、野菜まで色々と入っているため、嫌いなものがある人はちょっと手をつけづらいかも。
しかし、こういうものを公式メニューとして発表したというところには大きな意義があると思います。あのトッピングもこのトッピングも気になる、けれどあんまり乗せすぎるのも…と追加トッピングを躊躇していた人も、これで「全部のせがあるんだから、1つや2つ追加したっていいじゃないか」と気軽にトッピングできるようになったのではないでしょうか。他のお店でも「全部ください」という注文が簡単に通るようになるといいですね。
ちなみに、ドミノピザ6月の新商品は贅沢ミートをテーマにした「イベリコ豚のトマトソース」と「ニューヨークステーキ バーベキューソース」だそうです。
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