スピード違反は宇宙から取り締まられる時代へ


自動車を運転する人なら誰しも、周囲の車が急に速度を落としたことにより自動速度違反取締装置(通称オービスまたはスピードカメラ)の設置区間に気付いた経験や、事前警告を見落としてひやりとしたことなどもあるかと思いますが、現在のように地上に設置された定点カメラではなく、衛星からスピード違反を取り締まられる時代がすぐそこまで来ているかもしれません。

ナンバープレート読み取り技術とGPSを利用した、宇宙から速度違反を取締まるシステムの試験が現在イギリスで行われているそうです。

詳細は以下から。New speed cameras trap motorists from space - Telegraph

「SpeedSpike」と名付けられたこのシステムはPIPS Technology社により開発されたもので、複数のカメラを衛星でネットワークすることにより、現在のスピードカメラのように1点を通過する瞬間の速度をとらえるのではなく、任意の2点間を移動した際の平均速度を計算するものです。

英国自動車協会(AA)は、このシステムは複雑な道路網を含むエリアを「線」ではなく「面」でカバーすることができ、住宅地にも適用できるよう開発されたのだろうとしています。

イギリス内務省では現在ロンドンのSouthwarkと、コーンウォールの道路A374Antony-Torpoint区間の2カ所で試験を実施中とのことです。

PIPS Technology社によると、このカメラにより「全天候で24時間ナンバープレートをとらえること」が可能となり、システムは「低コストで設置が簡単」であるのも利点とのことです。

衛星を使ったこのシステムが、道路の混雑緩和と安全な速度での運転を推進する主要策となることができ、抜け道や学校の近くでの自動車のスピードを落とすことにもつながり、スピードバンプ(自動車を減速させるための道路のコブ)の数も減らすことができるだろうとPIPS Technology社は期待しているそうです。

速度違反取締装置の発達は「監視社会化」への懸念も呼んできましたが、AAはこのシステムの発展を「注意深く見守る」としたものの、「システムに邪悪な要素はないと考えられるし、テクノロジーの進化として自然な流れです」とAAのスポークスマンは語っています。

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