コスプレの魅力をさらに引き出す「ポージング」講座 in Cure Cosplay Festival Vol.2


単に見かけを真似るのにとどまらず、文字通り漫画やアニメ、ゲームの登場人物になりきるのがコスプレの楽しみ。そのためには衣装だけでなく、ポージングにも凝りたいところですが、本格的に学ぼうにもなかなかそんな機会はありません。

今回、パシフィコ横浜で行われたCure Cosplay Festival Vol.2では「ポージング講座」と題し、現役モーションアクターやプロカメラマンがコスプレイヤーのポージングについてアドバイスするというイベントが行われました。

詳細は以下。
司会を務めたのは、モーションアクターの小川輝晃さん。


ゲームキャラクターの動きのキャプチャー元となるのがモーションアクターの仕事。小川さんは「ロストプラネット」のウェイン役や「バイオハザード4」のレオン役など、超有名キャラクターの「中の人」として活躍しています。


モーションアクターの細川桃仁さん。


戦国BASARAのお市役など、名だたるゲームキャラクターの「中の人」として活躍しています。


モーションアクターの古賀亘さん。


殺陣で登場。


講座は「コスプレはなんのためにやるのか?」という問いからスタート。


「1人でコスプレするのも楽しいかもしれないけれど、写真を撮られたり人に見せるのも楽しみの1つ」ということで、プロの写真家やモーションアクターの視点からポーズのとり方を解説。


実際にポーズを取るコスプレイヤーさん達。


アマチュアとプロの間の一番の違い、それは「目線」の使い方。目線の先に何があるのかを意識することで、ポーズはまったく変わってくるとのこと。


講座開始。舞台横のステージで撮影すると、ステージのスクリーンにその写真が表示されるようになっています。


最初のポーズはこんな感じ。オーソドックスな立ちポーズでした。


カメラのほうに刀の峰が向いてしまって刀身が見えない、また鞘が隠れてしまっているのがマイナスポイントとのこと。武器を使ったコスプレの場合、武器との一体感や使い慣れている感じを意識するとよいとのことです。


そこで体を右にひねり鞘を強調、刀身がカメラから見やすくするとこんな風に。


ほぼ同じポーズですが、大きく印象が変わりました。


刀を構えたポーズ。


このようなポーズでは目線作りが重要とのこと。カメラの奥に何がいるかを考えるのが大事なのだそうです。


刀の持ち方は、横からではなく上から手を添えるように持ち、やや内側に絞るように持つと手首が浮かず締まった持ち方になるそうです。


立ちポーズでは姿勢にも注意。普段の生活の中で自信満々立ちポーズをとることはないためどうしても胸の張り方が変わってくるそうです。


胸を後ろに引くのではなく上に引っ張るように背筋を伸ばすと立ちポーズに力強さがでます。また、上半身に集中してしまいがちなのですが、下半身も意識し腰を落とすようにポージングするとよいそうです。


挑みかかるように低く構えたポーズ。


衣装が黒いこともあり手の動きがまったく分からない写真になってしまいました。


同じようなアングルでも、このように手を見せることで写真全体に雰囲気が生まれます。


衣装や自分の顔のパーツなど、相手に強い印象を与える部分を研究してそれを利用したポーズを普段から研究しておくことも重要とのこと。


動きをつけたり声を出すことで「役に入っていく」とポージングも変わってくるそうです。


会場から飛び入りで講座に参加もありました。格闘系キャラクターのポージングでは体の使い方がポイント。


この画像では、右手が猫の手のようになってしまっているのがマイナスポイント。しっかりとした拳を作り、腕と拳が一直線になるようにすると力強い構えとなるそうです。また、伸ばす指と曲げる指のメリハリをしっかりつけるなど、手の形でポーズの印象が大きく変わるということでした。


また、1つ自分の得意な決めポーズが決まってもそれにこだわりすぎるのもよくないとのこと。それに固執することなくそこからさらにポーズを発展させていくと、さらによいポーズになっていくようです。

他にも、この日初めてコスプレした2人に途中から参加した「テニスの王子様」ミュージカルの白石蔵ノ介役、佐々木喜英さんからのアドバイスが行われるなど、サプライズ続きのイベントとなっていました。

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in Posted by darkhorse_log

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