ASUSとNVIDIA、3D対応のハイエンドノート「G51Jx 3D」と高性能で省電力なモバイルノート「U30Jc」を発表
低価格ノートパソコン「ネットブック」というカテゴリーを開拓した「EeePC」で有名なASUSと、グラフィックボードメーカー大手のNVIDIAが本日、3D対応のハイエンドノート「G51Jx 3D」やグラフィックと省電力、高性能、低価格を追求したモバイルノート「U30Jc」を発表しました。
詳細は以下から。
発表会場の様子。「ASUS&NVIDIA Brings You To The Next Dimension(ASUSとNVIDIAはあなたを次の次元へ導く)」と書かれています。
NVIDIA Japan 日本代表 兼 米国本社バイスプレジデントのSteve Furney-Howe氏が登場。
本日紹介される製品は同社のグラフィックチップセットがベースとなった製品で、手軽に3Dを体験できるものになるとのこと。
ASUS JAPANのシステムビジネスグループ ビジネスデベロップメントマネージャー Emilie Lu氏
ASUSは日本市場でネットブック販売台数2年連続1位に。
新たな戦略としてブランディングに取り組むとされています。
ゲーマーなどを意識したハイエンド向けの「ROGシリーズ」として、3D対応ノートパソコン「G51Jx 3D」を4月24日から発売するそうです。
これが「G51Jx 3D」です
「G51Jx 3D」の特徴。アクティブシャッター方式を日本で初めて採用したノートパソコンです。
従来の偏光式と異なり、高解像度で高いフレームレートの3D映像が楽しめるようになるとのこと。
「G51Jx 3D」は400以上のゲームに対応しており、Blu-ray 3Dプレーヤーソフトにも対応。
インターネットでも3D動画配信サービスが実施されているほか、3Dデジタルカメラで撮影した画像も編集できます。
Intelのターボ・ブーストテクノロジーに加えてASUS独自の技術でさらにCPUのパフォーマンスが向上。
さらにNVIDIAの最新グラフィックボード「GeForce GTS 360M」が3D対応を後押しします。
もちろん3Dメガネなども付属
基本スペック。OSはWindows 7 Home Premium 64ビット正規版、CPUにIntelのCore i7 720QMプロセッサ、4GBメモリ、500GBのHDD、NVIDIAの3D Visionに対応した1366×768の15.6インチLEDバックライト液晶を搭載しているほか、Blu-rayコンボドライブ、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、200万画素WEBカメラなどを内蔵しています。希望小売価格は20万9800円。
また、必要なグラフィックス能力を必要なときに利用できる高性能と省電力を兼ね備えた9.1時間駆動で約2.1kgのモバイルノート「U30Jc」も4月24日に発売。
日本初の「NVIDIA Optimusテクノロジー」を採用しています。
シンプルな処理の時はCPUのみを利用して、グラフィカルな性能を要求する複雑な動作の際にだけグラフィックボードを利用するのが「NVIDIA Optimusテクノロジー」です。
IntelのCore i5-430Mプロセッサや2GBメモリ、320GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載しており、グラフィックボードにはNVIDIAの「GeForce 310M」を採用。1366×768の13.3インチLEDバックライト液晶、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、30万画素WEBカメラなども搭載しており、希望小売価格は9万9800円となっています。
NVIDIA Japan マーケティング本部の中村かおり氏によるプレゼンテーション
今回発表された2機種以外にもIONプラットフォームを採用した「EeeBox PC EB1501」など、ASUSとNVIDIAが共同で手がけた製品はあります。
そして本日発表された「G51Jx 3D」は国内で初めてNVIDIAの3D Visionに対応したモデルです。
3D立体視の一般消費者の動向。映画館などを中心に3Dコンテンツの利用経験が広がっています。
自宅で3D立体視可能なコンテンツを視聴してみたいかという質問に関しては、映画やゲームを中心に利用してみたいという回答に。
会場で行われた質疑応答は以下の通り。
Q:
「家電評論」の倉田。「G51Jx 3D」を3Dテレビにも繋ぐことが可能ということだったが、どのような端子で接続するのか。Blu-ray 3Dには専用のドライブを採用しているのか。
A:
3Dテレビとの接続はHDMI 1.4端子で接続する。「3DTVPlay」というアプリケーションをインストールする必要がある。Blu-ray 3Dは既存のドライブを利用。2倍速以上なら3Dに対応している。
Q:
日経BPの望田。出荷台数などの予測はどうなっているのでしょうか。
A:
モバイル製品は世界で第5位。今年は第4位を狙う。2008年のEeePCが日本での初投入になるが、今年は50万台を狙う。そのうち3Dは何台になるのかこのような技術の前例がないのでお伝えできないが、今四半期についてはかなり楽観的な見通しをもっており、初回で500台、全体で数千台と考えている。
続いてはフォトレビューをお届けします。乞うご期待。
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