ついにZAURUSやNetWalkerの理想が実現、au初のAndroidスマートフォン「IS01」の実機ムービーいろいろ

先ほどお届けしたフォトレビューに続いて、本日KDDIが発表した同社初のAndroidスマートフォン「IS01」の実機ムービーをお届けします。

他社が打ち出してきたAndroidスマートフォンとは異なり、QWERTYキーボードやトラックボールを備えた小型モバイルパソコンのような外見となっているのが大きな特徴の「IS01」ですが、通信機能を内蔵することで、開発元のシャープが今まで世に送り出してきたPDA「ZAURUS」や「NetWalker」が到達できなかった理想を体現するかのようなモデルとなっており、PDAに夢を見続けた人にとっては涙がこぼれ落ちるようなアイテムとなっています。

ちなみに本体の形状から「どうやって電話するの？」と思う人も多いと思われますが、電話の仕方はなかなか興味深いものでした。なお、今回レビューしたのはあくまで試作機であり、担当者によると製品版はよりチューンナップされて快適に動作するとのこと。

詳細は以下から。
これがau初のハイエンドスマートフォン「IS01」です。

IS01は通話の際にBluetoothヘッドセットなどを用いる仕様となっています。なお、このヘッドセットは非純正のもの。

周囲に音が漏れてしまいますが、内蔵マイクとスピーカーを用いて無理矢理通話することも可能。ちなみに本来は自室などの空間でディスプレイに正面から向き合う方法での通話を想定しています。

また、ディスプレイ右側には43万画素のインカメラが搭載されており、テレビ電話にも対応しています。

「IS01」の実機ムービー。auだけでなく、価格.comなどが提供するウィジェットを利用可能。
YouTube - au初のAndroidスマートフォン「IS01」のウィジェットを動かしてみた


続いてGoogleマップを動かしているところです。
YouTube - au初のandroidスマートフォン「IS01」でGoogleマップを試してみた


ストリートビューはこんな感じ。大画面も相まって非常に使いやすい。
YouTube - au初のandroidスマートフォン「IS01」でGoogleストリートビューを試してみた


タイプ感を重視したパンタグラフ式のQWERTYキーボードだけでなく、トラックボールも搭載。入力インターフェースは充実しています。
YouTube - 「IS01」のトラックボールをひたすらコロコロしてみる


もちろんタッチインターフェースにも対応。マルチタッチに対応しているため、画像の拡大・縮小が簡単に行えます。
YouTube - ブラウザで「IS01」のマルチタッチを試してみた


カメラ撮影機能はこんな感じ。タッチした被写体にフォーカスが合う仕組みです。
YouTube - Androidスマートフォン「IS01」のカメラ撮影機能


人気の拡張現実ソフトウェア「セカイカメラ」を利用したところ。
YouTube - auのAndroidスマートフォン「IS01」でセカイカメラに画像を投稿してみた


エアタグ情報の保存も可能です。
YouTube - androidスマートフォン「IS01」でセカイカメラの画像を保存する


KDDIが発表会で明らかにしたように「2台目」を強く意識したモデルとなっているため、iPhoneやXperiaのような形状のスマートフォンを期待していたユーザーには肩すかしとなりかねない「IS01」ですが、高性能CPUや大画面タッチパネル液晶を搭載するなど十分な性能を備えたモデルとなっています。

また、実用的なキーボードやトラックボールなど、入力インターフェースを充実させることで、シャープの「ZAURUS」や「NetWalker」はもちろん、NECの「モバイルギア」やNTTドコモが発売していたノート型PDA「シグマリオン」シリーズを利用していたユーザーが目指した理想型に近づく形となっているため、一部のユーザーにとってはたまらない端末なのではないでしょうか。

ISシリーズの公式サイトは以下から。

IS series
http://au-is.jp/