ウィルコムがソフトバンクに買収される可能性はあるのかを電話で聞いてみた
2009年9月24日に事業再生と事業継続に向けた収益基盤の確立および財務体質の抜本的な改善を図るために、事業再生実務家協会に対して「産業活力再生特別措置法所定の特定認証紛争解決手続(事業再生ADR)」の手続きを正式に申請して受理され、現在経営再建中のウィルコムにソフトバンクが支援企業として名乗りを上げたことが読売新聞社の報道によって明らかになりました。
はたしてウィルコムがソフトバンクに買収される可能性はあるのでしょうか。実際に編集部でウィルコムの広報部に電話で取材を行いました。
詳細は以下から。
ウィルコム支援にソフトバンクが名乗り : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売新聞社の報道によると、事業再生ADRを利用中のウィルコムに対する支援企業として、ソフトバンクが名乗りを上げたことが26日に明らかになったそうです。
これはウィルコムの持つ400万人の契約者や、上り下りともに最大20Mbpsを実現する高速通信技術「次世代PHS(WILLCOM CORE XGP)」をソフトバンクが取り込むことで、NTTドコモやKDDIを追撃することを見込んだもの。
現在ウィルコムの支援企業として複数のファンドの名前が上げられており、筆頭株主であるアメリカ系ファンドのカーライルが年内にも支援企業を決定するとみられていますが、通信事業の実績があるソフトバンクが有力という見方もあるとされています。
また、ウィルコムの買収を目指すソフトバンクは支援の条件として、ウィルコムが抱えている935億円の債務の一部を金融機関が放棄することを求めているとみられるそうです。
なお、この報道についてウィルコムの広報部に電話で問い合わせたところ、「報道されたような事実はなく、現在事業再生ADRの手続きの成立について全力で取り組んでいるところです」という回答でした。
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