2009年10月01日 09時00分広告

ドミノ・ピザのブログパーツでピザを注文するとリアル店舗で何が起きるのか、知られざるドミノオンライン本店の舞台裏

今年で日本上陸25周年目を迎えるドミノ・ピザがECサイトを「ドミノオンライン本店」としてリニューアルし、サイト内で店長気分になれるブログパーツ「ドミノオンラインブログ支店」や実際にピザを作っている風景をドラマ仕立てで見せる「ピザトラッキングショー」を配信することによって、インターネットでのサービスが充実してきています。

そこで、「ドミノオンライン本店」でネット注文をしたときに、実際の店舗では何が起きているのか、実際にこの目で見てきました。普段あまり目にすることのない宅配ピザ屋のキッチンですが、想像していた以上に進化していました。

ドミノオンライン、その知られざる舞台裏は以下から。
宅配ピザのドミノ・ピザ <ブログ支店>

現在ドミノ・ピザで行われている「ドミノオンラインブログ支店」とは、ブログなどにドミノ・ピザのブログパーツを貼り付け、ブログパーツをクリックした人がピザを購入すると売上の一部がブログの運営者に報酬として支払われるというアフィリエイトプログラムの一種。要するに、自分が店長になったかのような「ドミノ・ピザごっこ」の気分が味わえる、というわけです。

そのための仕掛けも多くあり、「ドミノオンラインブログ支店」では以下のようなことができるようになっています。

■売上げに応じて支店が昇進し、アフィリエイト比率が上がる
■支店独自の割引クーポンが発行可能
■自分好みにデザインをカスタマイズできる

最初は「見習い店長」からスタートし、ピザを1枚販売すると「店長」、5枚販売すると「カリスマ店長」へと出世していきます。肩書きに応じてアフィリエイト比率が「5％→7％→10％」と高くなっていく上に、支店独自クーポンを発行することができたり、発行枚数を増やしたりすることができるようになり、さらには新しいバナーデザインも利用できるようになるため、まさに「ドミノ・ピザ・シミュレーター」を使っているっぽい気分になれます。

なお、ブログの運営者自身が自分で設置したブログパーツからピザを購入しても購入人数に含まれるため、とりあえず自分のブログに設置しておき、ピザが食べたくなったら自分のブログパーツから購入する、というようにしておけば、ちょっとだけお得です。

出世システムを図式化するとこんな感じ。アフィリエイト率が増えていくほかに、クーポンの発行枚数や割引率が増えていきます。

実際に貼り付けるブログパーツはこんな感じ。デザインや支店名、キャッチコピーなどは自分で設定することが可能です。

実際にブログパーツを貼り付けるとこんな感じ。ブログパーツをクリックするとドミノ・ピザのホームページに飛ぶという仕組み。これでピザを購入すれば、アフィリエイト比率に応じて報酬が得られるというわけ。

「ドミノオンライン本店」でネット注文をしたときに実際の店舗ではどのようになっているのか見せてもらいました。今回訪れたのは「ドミノ・ピザ塚本店」。

店内はこんな感じ。思っていたよりも調理場が広く開放的になっている印象。塚本店は比較的調理場が大きいそうです。キッチンの作りはどこの店舗も似たような感じになっており、塚本店では注文から完成までの工程を時計回りで行っているとのこと

早速キッチンに入らせてもらうことに。カウンターの内側に注文を受ける端末がありました。ここで電話注文を受けたり店頭での注文を受け付けます。

カウンターの端末で入力した顧客情報や注文内容はピザBOX置き場のところからシールになって出てきます。ネット注文を行った場合は、すぐにここから注文内容が出てくるようになっています。要するに電話対応や店頭対応で行う端末入力作業が省かれるというわけ。

注文内容が記載されたシールをピザBOXにはり、このように並べていきます。向かい側にはピザをカッティングしてBOX詰めする場所があり、注文内容が記載されているシールが見えるようになっています。

ここから本格的にピザ作り開始。ここはピザの生地を伸ばす場所。

この箱に発酵させた生地が入っています。

ふたを開けると発酵してふくらんだ生地が。そのまま焼いて食べてもおいしそう。

ドミノ・ピザは生地にもこだわりがあるようで、常に発酵具合をチェックしているそうです。

続いて具材をトッピングするスペース。左から右へと流れ作業で具材をトッピングしていきます。

チーズなどピザでよく目にする具材が並んでいます。

トッピング場所のところに受付伝票を挟むところがあり、伝票に材料などが記載されていました。

伝票に記載されているバーコードはネット注文をしたときに流れる「ピザトラッキングショー」と関係しているとのこと。ピザトラッキングショーに関しては後で説明します。

トッピングが終わった後にピザが入るオーブン。

ベルトコンベアのようになっており、ピザがオーブン内をゆっくり移動していって焼き上がる仕組み。ピザが焼き上がる時間は約6分半。

オーブンの中。上下から250℃の熱風を噴出してピザを焼き上げるそうです。

オーブンで調理するのはピザや揚げ物だけではなく、パスタも調理しているそうです。このパスタはオーブンで調理できるように改良されたもので、オーブンで6分半加熱するとちょうどいいアルデンテになるそうです。ファミリーレストランなどでよく利用される蒸気の機械も検討したそうですが、ピザとパスタの調理時間を同じにするためにこのような改良を行ったそうです。

パスタの作り方は非常に簡単で、特製パスタとソースを袋から取り出し、この鍋の中に入れてオーブンに入れるだけ。

焼き上がったピザをカッティングし箱詰めするスペース。

ピザカッター。

箱詰めされたピザをカッティングスペースの隣にある棚に置いて完成、という流れです。

出来上がったピザを置く棚の下に赤やグレーのものが重なっていたので取り出してみると……

中から円盤のようなものが出てきました。これが結構熱い。

何のために利用するものかというと、ピザを配達する袋に入れて冷めないようにするためのものでした。

1枚のピザが届くまでにはさまざまな工夫が施されているようです。

続いて冷蔵庫の中を見せてもらうことに。

チーズなどの乳製品や、

生地と思われるものも保管されていました。

取材中ピザの注文が入ったので作っている様子を見せてもらいました。生地を伸ばしてキレイな円を作り……

トッピングを盛っていきます。

オーブンでピザが焼き上がりました。

最後の仕上げです。ピザカッターで切り分けていきます。

箱に詰めたら配達の人にバトンタッチ。

このようにピザを作っている様子は実際に店舗まで行かないと見ることができないのですが、「ピザトラッキングショー」という家にいながらピザを作っている様子を確認することができるサービスがあります。これはインターネットで注文した場合、ピザの制作から配達までのムービーをリアルタイムに近い状態で流すというもの。実際にどのようなものか、少しだけ見てみましょう。

注文が完了するとピザトラッキングショーが始まります。