全長約1メートルの零号機をステンレスとチタンで作る「エヴァンゲリオンSUSフィギュアプロジェクト」
「レーザー加工でなんかかっこいいモノを作りたい」という発想から「そうだ、エヴァンゲリオンをステンレスで作ろう!!」と思いついたのがこのエヴァンゲリオンSUSプロジェクト。兵庫県加古郡稲美町にある金属加工会社・大田産業株式会社が進めているプロジェクトで、ちゃんとガイナックスの許可を取って制作しているそうです。現在は試作品が作られており、5月29日には立ち上がるところまで行っているようです。
詳細は以下から。
エヴァンゲリオン SUSフィギュア プロジェクト/大田産業株式会社
大田産業は金属加工を手がける会社で、ステンレスでエヴァンゲリオンを作ろうというプロジェクトは「レーザー加工でなんかかっこいいモノを作りたい」という発想から生まれたそうです。使っている素材はほとんどが工場内の端材(金属を加工した時に残ってしまう部分)。
加工中の様子。レーザフォーミングは光(レーザ光線)を照射して金属を切断する機械なのですが、この光を弱くすることで切断はできなくなるもののステンレスに熱影響を与えて曲げられるようになるそうです。現在、兵庫県立工業技術センターから技術移転を受けて実用に向けて研究中とのこと。
零号機頭部。職人さんの手作業で作られているそうで、アニメの零号機とは微妙に違う部分もあるそうです。
手。大きさは小学校低学年の子どもの手ぐらいで、丸棒を加工した指がなんだかリアルです。
肩~エントリープラグ挿入部。残念ながら固定されており、エントリープラグの挿入はできないそうです。
靴部分。大きさは19cmぐらいで、職人さんの手仕事なので左右が微妙に違うそうです。
足~腰までが完成。全長が約1メートルとは思えないスケール感……。
そして、制作開始から5ヶ月を経てようやく試作品が立ち上がったそうです。
いわば金属ゴミのリユース品として造り出されたフィギュアなわけですが、そういったものをみじんも感じさせない存在感。人間の身長よりは低いはずなのですが、見ようによっては等身大以上にも見えるから不思議です。
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