解像度はフルハイビジョンの4倍、ソニーが「4K」の普及に乗り出す
ハイビジョンテレビの普及でようやく身近になってきた感のあるフルハイビジョンですが、その4倍にあたる高解像度を実現した「4K」と呼ばれる規格の普及にソニーが乗り出したそうです。
フルハイビジョンの解像度が1920×1080なのに対して、「4K」は4096×2160という超高解像度となっており、まずは映画館から普及させていく模様ですが、将来的には家庭でも普及するのでしょうか。
詳細は以下の通り。
ソニー、デジタル映写機「超高画質」普及へ米映画館大手と連携 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
日本経済新聞社の報道によると、ソニーはアメリカの映画化運営チェーン大手の「AMCエンターテインメント」と提携して「4K」と呼ばれる超高解像度に対応したデジタル映写機の普及を加速させるそうです。
これはAMCが運営する309ヵ所の映画館、合計4628のスクリーンに原則としてソニーの4Kシステムを導入するというもので、ソニーはすでに150スクリーンに4Kシステムを導入した実績を持つとのこと。
なお、4K化を進める背景には映画業界で撮影から編集、上映までをデジタル化してコストを抑える動きが広がるなか、さらに高画質化や3D化が進むと考えられていることが挙げられています。
ちなみにフルハイビジョンを上回る超高解像度の映像については、NHKが現在、フルハイビジョンを圧倒的に上回る「スーパーハイビジョン」の研究を進めていますが、スーパーハイビジョンの解像度は「7680×4320」、音響システムは従来の5.1chなどとは比べものにならないほど多い「22.2ch」となっているそうです。
これが22.2ch音響システム。24個のスピーカーを上層・中層・下層に配置することで立体的な音響を実現しています。家庭では設置するのが難しそう。
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