ソニー、EeePC対抗の低価格ノートパソコンを準備中か

Intelのモバイル向けCPU「ATOM」を搭載したEeePCの最新モデル「EeePC901」の登場や、ヒューレット・パッカードの対抗機種「HP 2133 Mini-Note PC」の日本上陸、さらにはDELLが本体カラーが真紅のマシンを発売する予定であることを受けて、ますます盛況さを増してきた低価格ノートパソコン市場ですが、そこにソニーが参入するかもしれないそうです。

高級志向のイメージが強い「VAIO」ブランドのパソコンを展開しているソニーですが、いったいどのような低価格ノートパソコンを発売するのでしょうか。

詳細は以下から。
PC World - Business Center: Sony Appears Ready to Ship Via-based Mini-laptop

この記事によると、チップセットメーカーのVia社が先週発表したオープンソースのノートパソコン「Via OpenBook」の仕様に基づいて設計された、低価格ノートパソコンのプロトタイプが台湾で開催された「Computex show」で展示されたそうです。

そして2008年第3四半期に発売予定とされているプロトタイプの「システムのプロパティ」をチェックしたところ、製造元のメーカーとしてソニーが表示されましたが、この件に関して説明員はコメントを断ったとのこと。

ちなみに「Via OpenBook」の主な仕様は1.6GHzのC7-MプロセッサとVX800チップセット、解像度1024×600の8.9インチ液晶、80GB以上のHDDとされており、通信モジュールには基本的に無線LANとBluetoothを採用。任意に追加できる通信モジュールとしてはGPSやWiMAX、3G（第三世代携帯電話）チップセットが挙げられています。

なお、今回展示されたプロトタイプにはOSとしてWindows Vista Home Basicがインストールされており、1GBのメモリと60GBのHDD、WiMAXチップセットが搭載されていたとしています。

実際にソニーから発売されるかどうかは未知数ですが、もし発売された場合、既存のVAIOとの棲み分けをどうするのかが気になるところです。