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NEC、RFIDタグを内蔵したペットボトル容器を共同開発


NECと東洋製罐が共同で、RFIDタグ(ICタグ)を内蔵したペットボトル容器用のキャップを世界で初めて開発したそうです。大きさは従来の容器用キャップとほぼ同等であることから、見た目には従来の容器デザインを変えることなく、プラスチックキャップ内にICチップと小型アンテナを合わせて成型加工・内蔵することに成功したとのこと。

小売店での万引き防止やキャンペーンの応募、買った人だけが参加できるイベントのチケット代わりといった、いろいろな使い道が考えられそうですね。

詳細は以下の通り。
世界初、RFIDタグ内蔵のペットボトル容器を共同開発(2007年3月6日): プレスリリース | NEC

このリリースによると、今回開発されたRFIDタグ内蔵キャップを用いて、飲料メーカーや食品メーカーなどは、一般消費者にとってより魅力的なキャンペーンの実施や商品説明など、新たなサービスや高付加価値商品の開発が可能になるとしています。2008年からの量産開始を目指す模様。

なお、内蔵されているRFIDタグは一般消費財への大量利用向けにプロトタイプ開発されたものであり、チップ製造時に個別にIDを付与すると共に、用途に応じて必要な情報を随時書き込むことが可能とのこと。そして東洋製罐とNECは金属缶(スチール缶・アルミ缶)やプラスチック容器、ガラスびん、紙容器などあらゆる容器へのRFIDタグの内蔵についても共同検討を行っており、順次試作品の開発を行う予定だそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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