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無料でBluesky上にウェブサイトを作る方法が開発されてしまう



ソフトウェアエンジニアのダニエル・マンガム氏が、Blueskyのサーバー&ドメインを使用してウェブサイトをホストする方法を開発し、ブログ記事にまとめました。

This Website is Hosted on Bluesky
https://porcini.us-east.host.bsky.network/xrpc/com.atproto.sync.getBlob?did=did:plc:j22nebhg6aek3kt2mex5ng7e&cid=bafkreic5fmelmhqoqxfjz2siw5ey43ixwlzg5gvv2pkkz7o25ikepv4zeq


This Website is Hosted on Bluesky · Daniel Mangum
https://danielmangum.com/posts/this-website-is-hosted-on-bluesky/


マンガム氏の手法はBlueskyでは既知の動作であり、そのためマンガム氏の記事は脆弱性を開示するものではないとのこと。とはいえ、マンガム氏は記事を公開する前にBlueskyの運営チームに連絡したそうです。

マンガム氏の手法はBlueskyが用いる分散型SNSのプロトコル「AT Protocol」が深く関わってきます。AT Protocolの仕組みについては下記の記事を読むとよく分かります。

注目SNS「Bluesky」が用いる分散型SNSプロトコル「AT Protocol」とは? - GIGAZINE


AT Protocolでは、Personal Data Server(PDS)を使用して独自のデータをホストすることが可能です。PDSは独自のIDを持ち、ネットワーク内で完全に独立してサービスを提供できます。BlueskyもPDSの1つ。個人が独自にPDSを用意することもでき、PDS同士が連携できるため「個人のPDSに保存してあるデータをBlueskyなど他のPDSから参照する」など分散型SNSの動作が実現できるというわけ。

PDSにはアカウントの認証を行う機能もあるため、AT ProtocolでつながるSNSにログインしようとする場合、自分のデータがあるPDSのアドレスを指定する必要があります。自身のアカウントがどのPDSにあるのかをいちいち指定するのが面倒と言うことで、Blueskyは「PDS entryway」という機能を用意しています。PDS entrywayを使用するとBlueskyを経由して任意のPDSに接続することが可能です。

またAT Protocolでは、画像付きのポストを行う際に先に画像データがバイナリ・ラージ・オブジェクト(Blob)としてサーバーに保存され、続いて画像への参照が埋め込まれたポストが作成されます。ユーザーからは1回の処理で投稿できるように見えますが、実際には「画像のアップロード」「ポスト」という2回の処理が必要とのこと。

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