ハードウェア

3.8Wの電力で1000Wの熱を生み出す自作太陽光集光装置


48枚のミラーで太陽光を1カ所に集めて1000Wの熱を生み出す太陽光集光装置がロボットエンジニアのRémi Peuchot氏によって開発されました。太陽光集光装置は太陽の動きを自動追尾可能で、設計図やソフトウェアのソースコードも公開されています。

remipch/solar_concentrator: Homemade automated solar concentrator 🔧 ☀️ 🔎
https://github.com/remipch/solar_concentrator



Peuchot氏が開発した太陽光集光装置が以下。48枚の鏡が湾曲した形で並んでいます。左側の装置にはカメラが搭載されており、太陽光の動きに合わせて鏡の位置をコントロールします。


使用時の様子はこんな感じ。太陽光を鏡で反射してターゲットに光が集まっています。装置全体の動作に必要な電力は3.8Wで、集められた熱のエネルギーは1000Wに達するそうです。


ターゲットの四隅には目印となる四角形のマークが設置されています。カメラで目印と太陽光の集積点を撮影し、常にターゲットの中央に太陽光を集められるように鏡の角度を調整するというわけです。


鏡は太陽の動きに合わせて自動で動きますが、記事作成時点では安全対策装置などは実装されていないとのこと。このため、集めた熱によって火災が発生したり人間や動物のヤケドを引き起こす可能性もあります。このため、Peuchot氏は装置の自作を試みる人に対して、稼働中は常に装置を監視するように呼びかけています。

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in ハードウェア, Posted by log1o_hf

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