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「Raspberry Pi 5」シリーズに最も安価な製品として2GBモデルが登場


Raspberry Pi財団が2023年10月に発売した「Raspberry Pi 5」シリーズにおいて、メモリが2GBのモデルを新たに発売すると発表しました。

2GB Raspberry Pi 5 on sale now at $50 - Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.com/news/2gb-raspberry-pi-5-on-sale-now-at-50/


Raspberry Pi 5発表時の記事は下記の通り。前世代モデルのRaspberry Pi 4と比べてCPUとGPUの性能が2~3倍に向上し、RAMとI/Oの帯域幅が約2倍に向上しています。

「Raspberry Pi 5」登場、CPUとGPUがRaspberry Pi 4の2~3倍の性能で独自開発I/Oコントローラー「RP1」も搭載 - GIGAZINE


これまで、Raspberry Pi 5シリーズにはメモリ容量が4GBのバージョンと8GBのバージョンが存在しており、価格は4GB版が60ドル(約8800円)、8GB版が80ドル(約1万2000円)となっていました。今回登場する2GB版はメモリ容量のほか、アプリケーションプロセッサの不要な機能を取り除くことで価格を50ドル(約7300円)まで抑えることに成功。

プロセッサに含まれていた「不要な機能」は他の市場向けのもので、Raspberry Piにおいては完全に無効化されていたとのこと。そのため、特に機能を変化させることなくコストを下げることができたというわけです。


Raspberry Piにはほとんどの汎用(はんよう)Linuxディストリビューションよりも少ないリソースで軽快に動作する独自のOSとして「Raspberry Pi OS」が用意されており、「4K60Hzのディスプレイを2枚接続したり、ブラウザタブを100個開いたり、複雑なソフトウェアをソースからコンパイルしたりするような重い処理を行いたいユーザーはともかく、多くのユーザーにとって2GBモデルが最適になりうる」と述べられています。

技適マークが付いている日本向け製品はスイッチサイエンスより税込9790円で販売中です。

Raspberry Pi 5 / 2GB — スイッチサイエンス


編集部では下記の通り実際にRaspberry Pi 5を詳しくレビューしています。気になる人は確認してみてください。

Raspberry Pi 5のGIGAZINEレビュー総まとめ「必要な電源」「クーラーは必須なのか」「OSインストール手順」「M.2 SSDを接続する方法」「RTC機能の詳細」などの疑問を解決できるレビューが盛りだくさん - GIGAZINE

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in ハードウェア, Posted by log1d_ts

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