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中国の生成AI特許出願数は3万8000件以上でぶっちぎりの世界1位、2位のアメリカの6倍近く


2023年までの10年間に出願された「生成AI」に関する特許の数が調べられ、全5万4000件の特許出願件数のうち3万8000件が中国からのものであることがわかりました。上位5カ国は、上から順に中国、アメリカ、韓国、日本、インドです。

China-Based Inventors Filing Most GenAI Patents, WIPO Data Shows
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2024/article_0009.html


Patent Landscape Report - Generative Artificial Intelligence (GenAI)
https://www.wipo.int/web-publications/patent-landscape-report-generative-artificial-intelligence-genai/index.html

世界知的所有権機関(WIPO)によると、生成AIに関する特許の出願件数は中国がどの国よりも多く、全体の約70%を占める3万8000件です。この数字は、2位のアメリカ(6276件)を大きく引き離しています。なお、3位は4155件の韓国、4位は3409件の日本、5位は1350件のインドでした。

出願企業の上位10社は、テンセント(2074件)、平安保険(Ping An Insurance)(1564件)、Baidu(1234件)、中国科学院(607件)、IBM(601件)、アリババ・グループ(571件)、サムスン電子(468件)、アルファベット(443件)、ByteDance(418件)、Microsoft(377件)です。

内訳は画像・映像データ関連のものが1万7996件と圧倒的に多く、次いでテキスト関連が1万3494件、音声・音楽関連が1万3480件となっています。また、分子・遺伝子・タンパク質ベースのデータを使用する特許が急速に増加しており、過去5年間の年平均成長率は78%だったとのことです。


WIPOによると、2017年にディープニューラルネットワークのアーキテクチャが登場して以来、生成AIの特許数は8倍に増加しており、2023年時点で生成AI関連の特許のうち25%以上が公開されています。ただし、全特許のうち生成AIに関する特許の割合は6%に過ぎず、まだまだ少ないとWIPOは指摘しています。

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in Posted by log1p_kr

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