「ガオガイガー」米たにヨシトモ・「ボトムズ」高橋良輔・「蟲師」長濱博史らが「臨死!! 江古田ちゃん」をアニメ化

「銀河鉄道の夜」「あらしのよるに」の杉井ギサブロー監督、「装甲騎兵ボトムズ」「ガサラキ」の高橋良輔監督など、名だたる12人の監督がオムニバス形式で制作する、「臨死!! 江古田ちゃん」の新作アニメ放送が決定しました。

臨死!! 江古田ちゃん
http://ekodachan.com/

https://twitter.com/ekodachan_anime

「臨死!! 江古田ちゃん」は講談社「アフタヌーン」で2005年から連載されているマンガ。江古田駅の近くのアパートで全裸生活を送り、さまざまなバイト先を渡り歩いては面白い人や出来事に遭遇、本命の男の心は掴めずにわりとどうでもいい男とよく寝ることになるという江古田ちゃんの生態を描いた作品。女性読者の圧倒的な支持を得ているそうです。

2011年に鳥居みゆき主演でドラマ化されたのち、「元気!!江古田ちゃん」のタイトルでDLEによりFLASHアニメ化されています。

新アニメの特徴は、1話ごとに監督、キャラクターデザイン、声優、アニメスタジオなどすべてが変わるというところ。キービジュアルには、原作の絵柄に近い江古田ちゃんからかなり独自解釈の江古田ちゃんまで、いろんな江古田ちゃんが描かれており、「12人のイカれた江古田ちゃん」の惹句が踊っています。

この「12人のイカれた江古田ちゃん」を生み出す監督は以下の12名。過去の代表作品も挙げてみました。

・杉井ギサブロー(「タッチ」「銀河鉄道の夜」「ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密」「あらしのよるに」「グスコーブドリの伝記」）
・高橋良輔（「装甲騎兵ボトムズ」「機甲界ガリアン」「ガサラキ」）
・大地丙太郎（「ナースエンジェルりりかSOS」「浦安鉄筋家族」「おじゃる丸」「ギャグマンガ日和」「信長の忍び」）
・望月智充（「勇者指令ダグオン」「プリンセスナイン 如月高校野球部」「ふたつのスピカ」「さらい屋五葉」）
・三沢伸（「Dr.リンにきいてみて！」「capeta」「ぎんぎつね」）
・高橋丈夫（「狼と香辛料」「ヨスガノソラ」「まおゆう魔王勇者」「六花の勇者」「citrus」）
・米たにヨシトモ（「勇者王ガオガイガー」「ベターマン」「食戟のソーマ」「バチカン奇跡調査官」）
・コバヤシオサム（「BECK」「Paradise Kiss」「魔法遣いに大切なこと ～夏のソラ～」）
・小島正幸（「あずきちゃん」「MASTERキートン」「花田少年史」「MONSTER」「メイドインアビス」）
・しぎのあきら（「魔法のアイドル パステルユーミ」「おそ松くん」「からくり剣豪伝ムサシロード」）
・長濵博史（「蟲師」「惡の華」「THE RELECTION-ザ・リフレクション-」）
・森本晃司（「音響生命体ノイズマン」「18if」）

杉井監督、原作・瀧波さんからのコメントは以下の通り。

杉井ギサブロー監督：
『時代を斜めに走りながら、逞しく軽快に生きる女！瀧波ユカリさん原作「臨死!! 江古田ちゃん」を十二人の監督が自由に演出していいという、なんともゼイタクな企画！それぞれの監督が江古田ちゃんの生き様をどんな視点で描くのか？参加している監督陣も楽しみにしているに違いない。こんな競演もめったにできることじゃない。贅沢なディナーをいただく前のような気分でワクワクしている。

原作者・瀧波ユカリさん：
えてして企画とは「いいところまで行ったけど通らなかった」ってなるのが世の常なので、企画が一応進んでますよ…というアフタヌーン編集部からのお知らせをボリューム最小にして受信していたのですが、進んでますよ…進んでますよ…とお知らせは届き続け、ついに情報解禁するところまでたどりつき、非常に信じられない思いでいっぱいであるとともに、皆さま無茶しやがって…と万感の思いに包まれております。そして未だに「これってほんとなんだろうか」とほっぺたをつねりまくる自分がおります。疑心暗鬼と感謝を胸に、放送開始まで全裸で待機することといたします。わ～い楽しみ～～。

・スタッフ
原作：瀧波ユカリ
連載：講談社「アフタヌーン」
監督：杉井ギサブロー、高橋良輔、大地丙太郎、望月智充、三沢伸、高橋丈夫、米たにヨシトモ、コバヤシオサム、小島正幸、しぎのあきら、長濵博史、森本晃司(順不同)
©瀧波ユカリ・講談社／臨死!! 江古田ちゃんアニメ製作委員会