メモ

AppleとSamsungの「デザインをめぐる泥沼の法廷闘争」がついに示談で終結

by Casa Thomas Jefferson

スマートフォン市場で激しい争いを繰り広げるAppleとSamsungの間では、「Samsungの販売していた『Galaxy』がAppleが販売する『iPhone』のデザイン特許を侵害している」として、2011年から法廷でも激しい争いが繰り広げられてきました。2018年5月には「Appleの損害額は約5億3300万ドル(約584億円)」というApple有利の判決が下されていましたが、最終的に両社は示談することで決着しました。

Samsung and Apple finally agree on the price of Galaxy phones ripping off the iPhone years ago | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/06/27/apple-samsung-settle-patent-case/

SamsungによってAppleが被った損害額を「約5億3300万ドル」と見積もった5月の判決では、技術的な模倣だけにとどまらずデザイン的な模倣についても損害が認められたという点で、Apple側にとって大きな勝利だったと言えます。

8年におよぶAppleとSamsungのデザイン特許訴訟がようやく一段落、損害額が「580億円余」と認定される - GIGAZINE


ところが、判決に納得しなかったSamsungは約5億3300万ドルの賠償金支払いを拒否し、判決を不服とする姿勢を見せていました。Samsungは裁判所の判決に対し、「SamsungがAppleの特許を侵害しているとされたのはスマートフォン全体ではなく、スマートフォンに使用された特定の部品である」という点が考慮されていないとして、異議を唱えていたとのこと。

Samsungによる上訴の動きによって、2018年7月26日に再びAppleとSamsungの聴聞会が開かれる予定となっていましたが、聴聞会を前に両社は示談することで合意したと発表されました。両社の裁判を注視してきた弁護士のポール・バーグホフ氏は、「両社ともに法廷闘争に疲れていました。少なくとも法廷闘争を終結させれば、外の弁護士に法外な弁護料を支払わずにすむことに気づいたのです」とだけ述べ、どちらが最初に示談を持ちかけたのかは知る由もないと話しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
8年におよぶAppleとSamsungのデザイン特許訴訟がようやく一段落、損害額が「580億円余」と認定される - GIGAZINE

なぜAppleはSamsungなしでは生きていけないのか? - GIGAZINE

Apple勝訴でSamsungのスマホ販売が差し止めされる - GIGAZINE

AppleがSamsungのスマホ&タブレット1台につき約4100円の特許使用料を要求 - GIGAZINE

AppleとSamsungの特許訴訟問題、終結に向けた和解交渉が再開 - GIGAZINE

in メモ,   モバイル,   ハードウェア,   デザイン, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article here.