凍らせて食べる文明堂の「はちみつレモンカステラ」の食感が冷凍時間でどう変化するのか確かめてみた
レモン果汁とはちみつを「凍らせる」という前提で配合して焼き上げた「フローズンカステラ」とも言える「はちみつレモンカステラ」が文明堂から登場しています。3時間・5時間・7時間と、冷凍する時間で食感が変わるとのことなので、実際に冷凍して、カステラがどのように変化していくのかを確かめてみました。
はちみつレモンカステラ・藻塩三笠山 季節限定販売|文明堂東京
http://www.bunmeido.co.jp/event/post967.html
これがはちみつレモンカステラのパッケージ。箱の至るところに輪切りレモンのイラストが配置された、レトロさのあるデザインです。
原材料名の欄には、鶏卵・砂糖・小麦粉・水飴・蜂蜜など。レモンの要素には香料だけでなく、濃縮レモン果汁も使われています。
箱の中にはビニールに入ったカステラと、説明書が入っていました。
開封してみると、カステラは初めから5切れにカットされていました。
ということで、まずは冷凍せずに常温まま食べてみます。
ムービーを見ると、カステラがどのくらいの柔らかさなのかがわかります。
常温の「はちみつレモンカステラ」はこんな感じ - YouTube
食べてみたところ、生地はふんわりしていますが、「蜜」を強く感じさせるしっとりした口当たり。通常のカステラよりも甘みがやや強い印象で、酸味はかすかにある程度ですが、レモンの爽やかな香りがしっかりと感じられました。実際に輪切りレモンを蜂蜜につけた「リアルはちみつレモン」というよりは、どこか懐かしい「はちみつレモン味のジュースやキャンディ」に近づけた雰囲気です。
説明書によると、3時間の冷凍で「じんわりひんやりソフトな食感」、5時間冷凍で「ほどよい冷たさ しっとり食感」、7時間冷凍で「ハードに冷え冷えしっかり食感」になるとのことなので……
3時間・5時間・7時間の3パターンで冷凍してみました。
ということで、3時間冷凍したものを試食していきます。
見た目はこんな感じ。
近づいて見てみても、特に変化はない様子。
3時間の冷凍でどれくらいの固さになっているのかは、以下のムービーから見ることができます。
文明堂の「はちみつレモンカステラ」を3時間冷凍するとこんな感じ - YouTube
カットするときの弾力が常温に比べて少し増していたものの、「凍っている」という雰囲気ではありません。ややもちもちした状態になっていますが、スポンジ生地のふわっとした食感もあり、「冷えたカステラ」という通常のの認識の範囲内にあります。
さらに、5時間凍らせたカステラも食べてみます。
文明堂の「はちみつレモンカステラ」を5時間凍らせてみた - YouTube
フォークでカットしようとしたところ、3時間凍らせた状態のカステラにはあった「スポンジの柔らかさ」が消えており、ズン……とゆっくりとフォークが沈んでいく様子は低反発クッションのようでした。蜂蜜を冷やした時のようなネットリした舌触りがあり、「スポンジを噛んでいる」のとは明らかに違う歯触り。
さらに7時間凍らせたものも食べてみます。
最初に比べてどのくらい質感に変化があるのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
文明堂の「はちみつレモンカステラ」を7時間凍らせてみた - YouTube
7時間冷凍させると、フォークでカットしようとした瞬間に「重い……!」という印象を持つほど、スポンジを切ろうとしている時とは別物のしっかりした手応えを感じました。やや力を入れる必要があり、生地と生地とを分断するときも、スムーズにはいきません。
食べてみると、一瞬、「弾力自体は5時間冷凍したものとそこまで変わらないのかな?」と思ったのですが、ソフトキャンディーを噛んでいる時のような、独特の歯触りもあります。3時間・5時間・7時間冷凍のいずれのカステラも、暑い日に食べると心地よさを感じる冷たさで、最初は固いものの徐々に口の中でホロホロと溶けていくという不思議な食べ心地なので、確かに夏のおやつにぴったりです。
なお、説明書きには「8時間以上凍らせるとカステラが凍りすぎてしまう場合がある」と書かれていましたが、上記の7時間冷凍をさらに3時間冷凍庫に入れておいても、冷凍パンのようにカチカチになってしまうことはなかったので、そこまで時間に神経質になる必要もなさそうです。
「はちみつレモンカステラ」を10時間冷凍するとこんな感じ - YouTube
はちみつレモンカステラは税別625円で、8月31日までの提供となっています。
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