無印良品にコーヒーの豆挽きから抽出・保温まで全自動で行ってくれるタイマー付きの「豆から挽けるコーヒーメーカー」が登場、実際に使ってみました
「毎朝お気に入りの豆をひいておいしいコーヒーを楽しみたい」と思っても、忙しい平日の朝に「豆をひいてコーヒーを入れる」というのは難しいもの。しかし、そんな人の願いをかなえるべく、2017年2月16日から無印良品に「豆から挽けるコーヒーメーカー」が登場します。豆からドリップまで全自動で行ってくれるだけでなく、タイマーをセットすれば指定の時間に豆からコーヒーを入れてくれるという「豆から挽けるコーヒーメーカー」を、一足先に使ってみました。
プロのハンドドリップを再現したコーヒーメーカー| 無印良品
https://www.muji.com/jp/coffee/
「豆から挽けるコーヒーメーカー」の大きさは幅14.5cm×奥行28.5cm×高さ34.5cmです。
高さは12.1インチのLet's note CF-SX4より少し高いくらい。
奥行きはLet's note CF-SX4よりも少し短いくらいです。
ガラス容器(サーバー)のほか、計量カップ、お手入れブラシ、コーヒーフィルター、取扱説明書が入っています。
前面にはステンレスパネルが使われていて、高級感あふれるデザインになっています。
ただし、ステンレス製のため指で触った後が残りやすくなっています。
前面上部には時刻やタイマーを表示する小さな液晶、挽き目調節ダイヤル、電源ボタンなどが並んでいます。
液晶の下にあるのは時刻やコーヒーを入れるカップ数を調節する「-ボタン」「+ボタン」。その下には「タイマーボタン」と「メニューボタン」があります。
これはダイヤルを回転させて右側にある挽き目を選択する「挽き目調節ダイヤル」です。挽き目は上から「荒挽き」「中荒挽き」「中挽き」「中細挽き」「細挽き」となっており、好みの挽き目を選べます。
本体前面の一番右には上から「豆からボタン」「粉からボタン」「ミルボタン」「ON/OFFボタン」が並んでいます。
背面。
背面には液晶用の電池(単4形アルカリ乾電池×3)をセットするスペースがあります。
天面。
天面にある円形のものを引き出してみると……
ミルでした。ミルは並行に並んだ固定刃と回転刃が豆を一つ一つ挟んで挽き、粒を均一に保つフラットカッターミルを採用しています。低速で動作するため、挽く熱で豆が劣化しないようになっているそうです。
前面の中段部分を引き出すと……
ドリッパーの収納部が出てきます。ドリップは30秒間の蒸らしを行い、豆に含まれる二酸化炭素ガスを抜いてから始まります。また、豆本来の味と香りを引き出しやすくするため、お湯は87度に設定されているとのこと。
左側面には特になにもなし。
右側面。
右側面にある取っ手を傾けながら引っ張ると……
出てきたのは「湯沸かし容器」
湯沸かし容器は最大で3カップ分の水を入れることが可能です。
本体をじっくり見たところで、さっそくコーヒーを入れてみます。本体は壁から10cm以上離して設置。
ペーパーフィルターの端を折り曲げて……
ドリッパーにセット。
次はガラス容器を保温板の上に置きます。
湯沸かし容器に水を入れます。今回は3カップ分入れてみました。
湯沸かし器はしっかりと奥まで押し込んでセット。
次は計量カップで豆を3カップ分計ります。計量カップには下の方に「MILD」と……
「RICH」と記載されています。MILDは一般豆向け、RICHは2月16日に発売される「Café & meal MUJIオリジナルブレンドコーヒー豆」向けの計量目安を指しています。
今回はスーパーで購入した一般豆を使用するので、MILDで計量。
計量したら豆をミルに入れます。
3カップ分の豆を入れるとミルがパンパンになりました。
フタをしたら豆のセットは完了。
次は挽き目調整ダイヤルで挽き目を選択。今回は「中細挽き」を選んでみました。
電源プラグをコンセント差込口に差し込み……
前面にある「ON/OFFボタン」を1回押します。
電源が入ると液晶が点灯。
「メニューボタン」を1回押すと……
カップ数が表示されるので、「-ボタン」と「+ボタン」で調整。
最後に「豆からボタン」をプッシュ。
「豆からボタン」を押してから約10秒くらいかけお湯を沸かし、その後に豆挽きが始まります。なお、作動中は液晶のバックライトが点滅。
ミルが動作するときには、ゴリゴリというなかなか大きい音が鳴ります。どれくらいの音がなるのかは以下のムービーから確認可能です。なお、大きな音が響くのはミルが動作している時のみで、抽出している時は蒸気や水の音がするくらいです。
無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」で豆を挽くときの音 - YouTube
約8分でガラス容器にコーヒーが入りました。この後に「ON/OFFボタン」を押すと電源がオフになりますが、そのまま放置しておくと20分間保温してくれます。コーヒーは長時間保温すると味が劣化するため、保温時間は最大20分に設定されているとのことで、20分以上経過すると自動的に保温がストップします。
これで豆から入れたおいしいコーヒーを楽しめるというわけです。豆挽きから抽出、保温まで全自動で行ってくれるのは大変便利です。
コーヒーを飲んだ後は、ドリッパーを外して粉をペーパーフィルターを捨ててから水洗い。
ミルは本体から取り外してハンドルを回転させると……
刃の部分をブラシで掃除可能です。掃除は使用頻度にもよりますが、少なくとも1カ月に1回はしたほうがよいです。
次は、タイマーをセットしてコーヒーを入れてみます。ドリッパーにペーパーフィルターをセットして……
水を用意。今回は2カップにトライしてみます。
ガラス容器をセットし……
豆を計量。
豆をミルに入れて……
挽き目調節ダイヤルで挽き目を選択。ここまでは豆からコーヒーを入れる場合と同じです。
電源を入れた状態で「メニューボタン」を2回押します。
「-ボタン」と「+ボタン」でカップ数とコースを選択。コースは液晶の下部分にある小さな三角のアイコンで、「豆から」を選びます。
次は「タイマーボタン」を押します。
「-ボタン」「+ボタン」を押してタイマー時刻をセット。長押しすると10分単位で調節可能です。今回は「16時」にセットしました。
16時になると「シュー」という音の後にゴリゴリと音が鳴ってミルが作動し始めました。
3分ほど待っていると、ガラス容器にコーヒーが入り始めます。
本体が動作し始めてから約6分後には入れたてのコーヒーを飲めます。タイマーをセットしておけば、朝起きてすぐ「豆から挽いたコーヒー」を飲めるというわけです。今回はカップ2回分なのでコーヒーが入るまでに約6分かかりましたが、カップ1回分だと約4分まで短縮できます。
なお、豆とペーパーフィルターをセットし、本体前面にある「ミルボタン」を押すと……
セットした豆を挽いてくれ、粉を保存しておくことも可能です。
粉だけでコーヒーを入れるときには、前面にある「粉からボタン」を押せばOK。豆からでも粉からでもコーヒーを入れられるようになっています。
無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」は、税込3万2000円。記事を作成した2月15日段階では、好評のため予約受付が終了していました。予約受付再開などの情報に関しては以下のURLで更新されるとのことです。
豆から挽けるコーヒーメーカー 型番:MJ‐CM1 | 無印良品ネットストア
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738398165
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