自動車から降りた後のラストワンマイルを埋め合わせる折りたたみ式電動スクーター「Ioniq Scooter」
韓国の自動車メーカーの現代自動車(ヒュンダイ)が、世界最大級のIT・家電見本市CES 2017で、折りたたみ式の電動スクーター「Ioniq Scooter」を展示しています。この電動スクーターは、自動車ユーザーのためのラストワンマイル用というまったく新しいコンセプトで開発されています。
HYUNDAI MOTOR'S IONIQ SCOOTER CONCEPT PROVIDES FIRST AND LAST MILE MOBILITY
http://www.hyundainews.com/us/en/media/pressreleases/47080/hyundai-motors-ioniq-scooter-concept-provides-first-and-last-mile-mobility
Ioniq Scooterがどんな電動スクーターなのかは以下のムービーで確認できます。
Hyundai Ioniq Scooter concept | Overview - YouTube
電車に乗ろうとする男性。
脇に抱えてるのが「Ioniq Scooter」
Ioniq Scooterは折りたたむと片手で持てるほどのサイズに変形します。
ロックを解除して……
ハンドル部分を起こし……
ステップ部分を広げます。
最後にハンドルを広げると完成。
スイスイと電動で進むキックボードに変身。
ハンドルバーの中心には情報を表示するディスプレイも備える模様。
自動車に戻ってきた男性。
Ioniq Scooterを折りたたみます。
そのまま運転席へIoniq Scooterを持ち込みました。
Ioniq Scooterは、自動車を降りて建物までの「ラスト1マイル」のための移動手段というコンセプトで開発された電動スクーターです。コンセプトモデルなので詳細なスペックは明らかにされていませんが、自動車のトランクではなくドア部分に設置して充電することができるスタイルだとのこと。
非常にスマートなデザイン。
折りたたむとかなりコンパクトになります。
Ioniq Scooterは常用の移動体というわけではなく、「自動車に乗り降りするための移動手段」という位置付けで、大容量のバッテリーを搭載することは不要。そのため、ドアの充電スタンドで自動車を走行中に充電することも現実的かもしれません。Ioniq Scooterはあくまでコンセプト段階で、市販化されるかはまだわかりませんが、自動車メーカーならではのアイデア製品と言えそうです。
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