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Wikipediaが誰でも自由に使えるオープンソースのスピーチエンジンを開発中

by U.S. Embassy London

Wikipediaがスウェーデン王立工科大学(KTH)と組んで、2017年までに英語・アラビア語・スウェーデン語のスピーチエンジンを開発する予定であることが発表されました。記事内容を読み上げるためのものなので、Wikipedia向けに最適化されるものの、同様のMediaWikiを採用しているあらゆるサイトで同様に利用できるものになる見込みです。

KTH | KTH and Wikipedia develop first crowdsourced speech engine
https://www.kth.se/en/forskning/artiklar/kth-hjalper-wikipedia-borja-prata-1.631897


プロジェクトが目指しているのは、視覚障害者やディスレクシア(識字障害)の人でもWikipediaにアクセスできるように、というもの。

KTHで音声技術を専門としているヨアキム・グスタフソン教授は、まずは自分たちの言語であるスウェーデン語から着手し、続いて英語、そしてアラビア語への対応予定を明らかにしています。Wikipediaスウェーデンによると月間1億2500万人、およそ全体の25%の人が読み上げ機能を求めているとのこと。


音声出力は合成音声で、ユーザーの力を借りたクラウドソースの形。生成物はWikimedia Commonsのルールに従って、誰でも自由に無料で使えるものとして提供されます。

最初のスウェーデン語・英語・アラビア語への対応を終えた後、2017年9月ぐらいからはWikipediaの他の280言語についても対応が進められる予定となっています。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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