Nexus 6P＆5Xのベンチマークを歴代のNexusシリーズ5/6/7/9と比較

新しいスマートフォンが出れば性能がどれくらい向上しているのか気になるもの。それがハイエンドモデルであればなおさらです。Android端末のベンチマークにされるNexusシリーズの、最新ハイエンドモデル「Nexus 6P」とミドルレンジモデル「Nexus 5X」の性能を、歴代Nexusシリーズの代表的モデルである、Nexus 6、Nexus 5、Nexus 7(2013年版)、Nexus 9と一挙に比べるとこんな結果になりました。

用いるアプリは人気のベンチマークソフト「Antutu Benchmark」

最新ハイエンドモデルのNexus 6Pの総合スコアは「50731」。Snapdragon 810(8コア2.0GHz)としてはまずまずの数値です。

一方、前モデルNexus 6の総合スコアは「52956」とNexus 6P越え。Nexus 6のSoCはSnapdragon 805(4コア2.3GHz)にもかかわらず、最新SoCのNexus 6Pを上回る結果に。

Nexus 5Xは総合スコア「45956」。Snapdragon 808(6コア2.0GHz)なので、ハイエンドモデルには一歩及ばない数値になっています。

前モデルNexus 5はグラフィックテスト中に予期せぬエラーが発生しベンチマークを完走することができませんでした。

3Dグラフィックスが「0」となっており、総合スコア「24873」はあくまで参考記録。

後継機が待たれるNexus 7(2013)の総合スコアは「27525」

最も高い得点をたたき出したのは、Tegra K1搭載のタブレットNexus 9で総合スコアは「53179」となりました。

以上の結果をまとめるとこんな感じ。Nexus 6PとNexus 5Xの総合スコアを見る限り、スマートフォンの性能は頭打ちになりつつあることがよく分かります。