iPhone 6sのカメラ性能を歴代iPhoneシリーズと比較するとこうなる

ついに登場したAppleの「iPhone 6s/6s Plus」は、タップ時の指の圧力を感知する新機能「3D Touch」や最新のA9チップが採用されており、背面カメラもiPhone 6/6 Plusの800万画素から1200万画素にアップし性能が向上しています。具体的にどれくらい性能がアップしたのかは実際に使ってみないとわからないということで、カメラ関連のメディア「snap snap snap」がiPhone 6sを含めた歴代iPhoneシリーズで撮影した画像を比較したレポートを公開しています。

The ultimate iPhone camera comparison: How does the iPhone 6s camera compare to every other iPhone generation? ~ snap snap snap
http://snapsnapsnap.photos/iphone-6s-camera-comparison/

◆マクロ撮影
並んでいるのは左からiPhone・iPhone 3G・iPhone 3Gs・iPhone 4・iPhone 4s・iPhone 5・iPhone 5s・iPhone 6・iPhone 6sで撮影した画像。iPhone 4までは暗さが目立っていましたが、iPhone 4sから明るくなっています。iPhone4s以降は新しくなるごとに色彩が豊かになり、6sが最もシャープでコントラストもパキッとしている印象です。

ズームして確認すると、iPhone 6sで撮影した画像は最もザラザラ感がなく細部まではっきりと映っているのがわかります。

◆逆光撮影
逆光での撮影ではiPhone 6sが一番ノイズが少なめで、雲や山の形までもはっきりと写っています。

ズームで見ると、一番右のiPhone 6sの画像が最もノイズが少なく細部まできっちりと写っているのを実感。

◆逆光マクロ撮影
光源の手前にクマのグミをおいて撮影した画像。iPhone 4で撮影した画像のクオリティの高さに驚きを隠せませんが、歴代シリーズで見ると6sが色や光のバランスにおいてリード。

上記画像をアップで見ると6sの性能はもとより、iPhoneシリーズのカメラ性能の向上がはっきりと見て取れます。

◆日中での撮影
iPhone 3GSの画像は全体的に赤くなっていますが、その後のシリーズではワーム感が薄れて、背景の青色と手前の黄色によるコントラストが美しくなっています。ただし、6と6sで撮影した画像に大きな違いは見当たらず。

ズームで見ると、6sはディティールの細かさにおいて頭1つ飛び出ている感じ。

◆ポートレート撮影
ポートレート画像で比較すると、iPhone 6でのポートレート撮影で問題視されていた「肌がシミっぽく写ってしまう現象」が6sでは見られないことがわかりますが、その代わりにシャープネスがiPhone 6と比べて弱くなったとのこと。

ただし、ズームで見ると6sの方が細部まではっきりと表現できているような気もします。

◆日没時の撮影
少し暗くなる日没時に撮影した画像を並べると、iPhoneとiPhone 3Gだけ青さがかなり目立ちます。ぱっと見たところiPhone5s、6、6sの画像に大きな違いは見られませんが、iPhone 6は5と比べてコントラストが少し弱くなったものの、iPhone 6sではコントラストが5並に復活したとのこと。

ズームで見ると、モデルによる色味やコントラストの違いが明確です。

◆低光量撮影
iPhoneのカメラはシリーズを通してレンズF値が向上していますが、iPhone 6sに搭載されているカメラのレンズF値はiPhone 6と変わらず2.2となっています。iPhone 6で撮影した画像の方が明るいものの、コントラストやノイズと行った部分ではiPhone 6sに軍配。

アップで見ると、よりiPhone 6sのコントラストやノイズの少なさがわかりやすいです。