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完璧な精度で削り出されてもはや鑑賞対象のレベルの金属立方体「Cubit」


日常のさまざまなところで利用されている金属であるタングステン・チタン・銅・アルミニウムを完璧に近い形で立方体にしたものが「Cubit」です。

Cubit: Perfect cubes of Tungsten, Titanium and More! by Joel Ifill - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/152108000/cubit-perfect-cubes-of-tungsten-titanium-and-more

「Cubit」が一体どのようにしてできている立方体なのかは以下の動画を見れば一発で分かります。


これが1種類の金属だけで作製された立方体「Cubit」です。Cubitのサイズは1辺が0.5インチ(12.7mm)・1インチ(25.4mm)・1.5インチ(38.1mm)の3種類が用意されています。加工の狂いは0.005インチ(約0.127mm)に収まるとのこと。


Cubitは、アルミニウム(左上)・銅(右上)・タングステン(左下)・チタン(右下)の4種類があります。ちなみに、タングステンは非常に重い金属で、1辺1.5インチ(38.1mm)のCubitの重さが1kgにもなります。チタンは釘のように頑丈で、質量は鋼鉄の半分でありながら、鋼鉄以上の抗張力があります。チタンに近い性質の金属はほとんどありません。アルミニウムは非常に軽く、現代生活で利用される主要な金属です。銅が有用な金属なのは言うまでもありません。


Cubitを美しく飾る場合は、アルミニウムかナラの木の専用スタンドを使用し、Cubitを横並びに平行に置いたり、1つの頂点で支えて置いたりします。この専用スタンドは2種類あり、1辺1インチ(25.4mm)のCubitと、1辺1.5インチ(38.1mm)のCubitのものが用意されています。机などに置きアクセントをつけたり、会話のネタにしたりすることができます。


1辺1インチ(25.4mm)と1辺1.5インチ(38.1mm)のCubitは、金属加工を施し原子番号・元素記号・原子量が刻み込まれています。


クオリティを高め、運送費を抑えるためにCubitは100%アメリカで製造するとのこと。タングステンとアルミニウムの加工は「Nadcap」認定の航空宇宙ベンダーによって行われます。


このCubitはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の4999ドル(約60万円)に対し、わずか数日で約2万ドル(約240万円)以上の資金を集めることに成功しています。

記事作成時点では、21ドル(約2500円)でタングステン製の1辺0.5インチ(12.7mm)1個、60ドル(約7200円)でタングステン製の1辺1インチ(25.4mm)1個、155ドル(約1万9000円)でタングステン製の1辺1.5インチ(38.1mm)1個、65ドル(約7800円)でチタン製の1片1.5インチ(38.1mm)1個となっています。


また、セットプランも設定されており、65ドル(約7800円)で1辺0.5インチ(12.7mm)の金属全4種類が入った0.5インチミニパックのみ。125ドル(約1万5000円)で1辺1インチ(25.4mm)の金属全4種類が入った1インチメガパック、250ドル(約3万円)1辺1.5インチ(38.1mm)の金属全4種類が入った1.5インチメガパック、400ドル(約4万8000円)で全サイズ・全種類のフルグリッド、240ドル(約2万9000円)で全サイズのタングステン、100ドル(約1万2000円)で全サイズのチタンとなっています。


なお、日本への発送はプランによって15ドルから95ドル(約1800円~1万1000円)の送料が必要です。出資の締め切りは日本時間で2015年5月6日(水)7時59分となっており、出荷時期は2015年7月ごろが予定されています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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