ハードウェア

スマホやドアをノックするだけでカギを解錠&ネット経由でリモート管理、工具なしで取り付け可能な「Sesame」


工具不要の2ステップで取り付け可能で、スマートフォンのアプリ操作のほかスマートフォン本体や扉のノック動作からカギを開閉できるようになるのが「Sesame」です。ゲストを許可すればユーザーの居場所に関わらず扉の開閉ができるので、非常時にカギがなくとも他の人に扉を開けてもらうことも可能で、もし許可していない人が部屋に入ろうとしたらアプリが教えてくれ、そのほか鍵の状態などを遠隔から確認できるという、非常に便利そうなアイテムになっています。

Sesame. Your key, reinvented. by CANDY HOUSE Inc. — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1425492550/sesame-your-key-reinvented

Sesameの使い方や機能などは以下のムービーから確認可能です。


ガチャガチャとドアの取っ手を回す男性。どうやらカギがかかっているようです。


サッとポケットからiPhoneを取り出しました。


アプリのロックボタンをタップすると……


カギが自動的に解錠されます。


カバンの中からカギを探し出してシリンダーに差し込み、ガチャガチャとカギを回さなくてもスマートにドアを開けられるわけです。


ドアを通り抜けると……


自動的にロックされました。


取り付け方も簡単。カギの上に……


Sesameをカポッと取り付けるだけ。


装着方法をさらに詳しくみると以下のような感じです。

3 steps to install Sesame smart lock - YouTube


同様のコンセプトの他社製品とSesameの取り付け方法・動作を比較したムービーは以下から確認可能。他社製品がドライバーを使って設置するのに対し、Sesameは一切道具を使うことなく設置。また、他社製品はカギがうまく動作しなくなることがあるのに対して、Sesameはスムーズに動作する、という様子が一目で分かるようになっています。

Sesame vs another smart lock - YouTube


また、アプリ画面をタップする操作でなく、スマートフォンをコンコンとノックするだけでも解錠できるように設定可能。


ドアのノックでも解錠できるように設定できます。


これはオプションのWi-Fiのアクセスポイントを使うため。


さらに、アプリからゲストを許可すれば、自分がどこにいても他の人がドアを開けられるようにできます。


一方、許可されていない人は締め出しをくらいます。


「他の人が家に入ろうとしたよ」ということはアプリまで通知が届くとのこと。


TLS 1.2AES256で軍レベルの暗号化がされており、簡単には侵入できないようになっています。


ということで、これが基本的なキット内容。スマートフォンのアプリとSesameと本体、Wi-Fiアクセスポイントを使ってカギを操作します。


Bluetooth 4.0を採用しており、本体とWi-FiアクセスポイントはBluetooth 4.0で接続、Wi-FiアクセスポイントはWi-Fiでホームネットワークと接続して、ユーザーが遠くにいても状況を把握することができる形です。


Wi-Fiアクセスポイントをコンセントに挿すとこんな感じ。


Wi-Fiアクセスポイントはオプションなので、Wi-Fiアクセスポイントがなくとも、もちろんスマートフォンと本体とをBluetooth接続させてドアの開閉を行うことが可能です。


デッドボルトに対しては99%以上使えるようになっており、ものによっては彫込錠にも使用可能。もしそれ以外の特殊なカギである場合、「[email protected]」宛にメールを送れば使えるようにしてくれるとのこと。


アプリは以下のような感じ。ロックの状態や開閉の履歴、誰がアクセスしたかなど、遠くにいてもカギの情報を見ることができるので安心です。なお、アプリはiOS用とAndroid用が用意されていますが、Windows Phoneはまだサポートされていないとのこと。


スペックはこんな感じ。サイズは横84mm×縦99mm×高さ42mmで、重さは電池込みで161.6gです。


CR123Aを2本使用すれば500日は電池の取替が不要。もし本体が電池切れになったり、スマートフォンを家に忘れたりしても、通常のカギが使えるので心配はありません。本体にはLEDを搭載しており、アクセラレータも使われているのでノックのパターンを検知してドアの開閉を行ってくれます。


プロトタイプの進化はこんな感じでした。時間の経過とともにシンプルで洗練されたデザインになってきたことが分かります。


Sesameは現在クラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資を募っている最中で、目標額10万ドル(約1200万円)のところ、既に50万ドル(約6000万円)を集めることに成功しています。99ドル(約1万2000円)の出資で予想販売価格149ドル(約1万8000円)のSesameをゲット可能。


149ドル(約1万8000円)でWi-Fiアクセスポイント付きのSesameをゲットできます。なお、このセットの予想販売価格は199ドル(約2万4000円)で、Sesame単体よりもWi-Fiアクセスポイント付きのものがオススメとのこと。


色は「ピアノブラック」「メタリックシルバー」「レザーホワイト」「シャンパーニュピンク」の4色から選べます。


また、木製のカバー版もあります。これはWi-Fiアクセスポイント付きで249ドル(約3万円)。


さらに、Wi-Fiアクセスポイント付き本体の2個セットもアリ。これは279ドル(約3万4000円)で、色も自由に選択可能。


Wi-Fiアクセスポイント付き本体の4個セットは549ドル(約6万7000円)の出資でゲット可能です。


なお、締め切りは日本時間で2015年4月27日の午前2時53分となっています。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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